あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問67

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。
  • 原因は細菌感染である。
  • 20~40歳に好発する。
  • 労作時息切れを呈する。
  • エックス線写真で含気量低下を認める。

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この過去問の解説 (3件)

01

慢性閉塞性肺疾患は
気道が障害される:慢性気管支炎
肺胞が障害される:肺気腫
の二つに分けられていた病気を
まとめてCOPDと呼ぶようになったものです。

設問の説明については下記をご覧ください。

1.原因:タバコの煙、大気汚染、室内有機燃料の煙

2.好発年齢:中年以降に多い、喫煙との関係

3.症状:労作時呼吸困難、咳、痰、1秒率の低下

4.胸部X線:肺の過膨張、横隔膜の平坦化

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02

慢性閉塞性肺疾患

(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)は、

気管支の炎症や肺胞が破壊されるため、

肺の機能が低下していく疾患です。

選択肢1. 原因は細菌感染である。

慢性閉塞性肺疾患の原因の多くは、

喫煙といわれています。

選択肢2. 20~40歳に好発する。

慢性閉塞性肺疾患の好発年齢は、

40代以上といわれています。

選択肢3. 労作時息切れを呈する。

慢性閉塞性肺疾患は、肺胞の破壊等により、

体内に酸素をうまく取り込めなくなっているため、

労作時に息切れを呈するようになりますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. エックス線写真で含気量低下を認める。

慢性呼吸器性肺疾患では、

病状が進行すると、エックス線写真上、

肺の透過性亢進や過膨脹による

含気量増加を認めることがあります。

まとめ

慢性閉塞性肺疾患では、労作時の呼吸困難や、

慢性的な咳や痰などがみられます。

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03

正解は3です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、タバコの煙を主とする有害物質が原因で、肺組織に慢性的な炎症が生じ、息切れ、咳嗽、喀痰などの症状がみられる慢性呼吸器疾患です。

1:原因は、タバコの煙を主とする有害物質です。

2:好発年齢は、中高年です。

3:COPD患者は、労作時呼吸困難、慢性の咳嗽や喀痰が特徴的な症状です。よって正解です。

4:胸部エックス線写真では、肺の過膨張、横隔膜の平低下、肺の含気量上昇、肺野透過性の亢進を認めます。

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