あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問73
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「45歳の男性。腰から殿部にかけての痛みを訴える。腰を反らせると痛みは増悪し、大腿部に放散する。前屈では痛みを生じない。神経学的異常所見はみられない。」
本疾患で陽性を示す所見はどれか。
「45歳の男性。腰から殿部にかけての痛みを訴える。腰を反らせると痛みは増悪し、大腿部に放散する。前屈では痛みを生じない。神経学的異常所見はみられない。」
本疾患で陽性を示す所見はどれか。
- 椎間関節に一致した圧痛
- ケンプ徴候
- SLRテスト
- パトリック徴候
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この過去問の解説 (3件)
01
症例の45歳の男性は、
腰から殿部にかけての痛みを訴えていました。
神経学的異常所見はなく、
腰を反らせると増悪し、
大腿部に放散する痛みがあり、
椎間関節の異常が示唆されます。
椎間関節の異常がある場合、
椎間関節に一致した圧痛がみられますので、
これが正解であると考えられます。
ケンプ徴候は、
脊柱管内の狭窄や椎間孔内に生じたヘルニアや、
神経根障害がある場合に陽性になります。
SLRテスト(下肢挙上テスト)は、
L4以下に神経根障害がある場合に陽性となります。
パトリック徴候は、
股関節や仙腸関節の異常がある場合に
陽性となります。
神経学的検査は、
神経系の評価を行うために実施されます。
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02
設問は椎間関節性腰痛と考えられます。
椎間関節性腰痛の症状は以下の通りです。
・腰椎伸展時痛
・椎間関節部の圧痛
・神経走行と一致しない疼痛
・運動時痛
・臀部や大腿に関連痛が生じる事もあります
・神経症状は少ないです
2 .ケンプ徴候
体幹を伸展、患部に側屈回旋時に下肢に神経症状が見られれば椎間板ヘルニアを疑います。
3 .SLRテスト
仰臥位で下肢を挙上します。
臀部・大腿後側の坐骨神経痛症状が見られれば、椎間板ヘルニアを疑います。
4 .パトリック徴候
股関節の開排時に関節部痛や可動域制限があれば、股関節障害を疑います。
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03
1:椎間関節に一致した圧痛がみられます。よって正解です。
2:ケンプ徴候は、腰部脊柱管狭窄症で陽性率が高いです。
3:SLRテストは、腰椎椎間板ヘルニアで陽性率が高いです。
4:パトリック徴候は、変形性股関節症で陽性率が高いです。
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