あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問38

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

パラフィン浴が適応となる疾患で最も適切なのはどれか。
  • 腱鞘炎
  • 腰痛症
  • 肩関節周囲炎
  • 変形性股関節症

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この過去問の解説 (3件)

01

パラフィン浴は温熱療法のひとつで、関節を温めて血行を向上させ、疼痛の軽減や筋のこわばりを緩和し、筋スパズム(持続的な筋緊張の亢進)、軟部組織の柔軟性を改善する療法です。

適応は【慢性関節リウマチ】・【骨関節症】・【手部、足部の打撲・捻挫・骨折後の疼痛】【手の外傷及び術後の瘢痕】・【腱鞘炎】・【関節拘縮】となります。


1 『腱鞘炎』は手首に発症しやすく適応となり、正答となります。

パラフィン浴は手関節・足関節に用いる事が一般的であるため、
2『腰痛症』、3『肩関節周囲炎』、4『変形性股関節症』は適切ではありません。

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02

パラフィン浴は、

ロウの一種であるパラフィンを使用して

温熱効果を得る物理療法です。

選択肢1. 腱鞘炎

腱鞘炎は手首の腱鞘や腱に炎症が生じた状態です。

パラフィン浴は、

手足などを温めるのに適しているとされており、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 腰痛症

腰痛症では、

ホットパックやマイクロ波照射などが用いられます。

選択肢3. 肩関節周囲炎

肩関節周囲炎では、

ホットパックやレーザー療法などが用いられます。

選択肢4. 変形性股関節症

変形性股関節症では、

ホットパックなどが用いられます。

まとめ

温熱療法は痛みの緩和や血行促進を目的に行われます。

その方法は、

対象部位や疾患の特性などに応じて選択されます。

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03

パラフィン浴の適応疾患には慢性関節リウマチ、骨関節症、手足部打撲、捻挫、腱鞘炎などがあり、疼痛の軽減、局所の循環を改善します。
炎症疾患の急性期では禁忌です。

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