あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問40

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す患者の病証で適切な治療部位はどれか。

「46歳の男性。日頃から冷たいものを好んで摂取していたところ、食欲不振、食後の腹部膨満感、四肢の倦怠・無力感、軟便をきたすようになった。臍周囲は冷たく、動悸がある。脈は軟。」
  • 下腿後面
  • 腓骨前縁
  • 脛骨内縁
  • 脛骨内側面

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この過去問の解説 (3件)

01

冷たいものを好んで摂取、食欲不振、食後膨満感、四肢倦怠・無力感、軟便、臍周囲の冷感、脈軟といった証から消化器、特に脾の病である事が診断できます。

特に脈軟にて脾気虚・脾陽虚が考えられます。

取穴には脾気を補うものが考えられます。

選択肢1. 下腿後面

下腿後面に存在する経穴は『足の太陽膀胱経』に属するものです。

選択肢2. 腓骨前縁

腓骨前縁に存在する経穴は『足の少陽胆経』に属するものです。

選択肢3. 脛骨内縁

脛骨内縁に存在する経穴は『足の太陰脾経』に属しており、正答となります。

選択肢4. 脛骨内側面

脛骨内側面に存在する経穴は『足の厥陰肝経』に属するものです。

まとめ

病証と経脈の流注をしっかり覚えて、混乱しないよう気を付けましょう。

参考になった数3

02

患者の各症状は脾の病証を表しています。
足の太陰脾経で下腿の脛骨内縁の経穴を取穴します。

参考になった数1

03

冷たいものを好んで摂取、

食欲不振、食後の腹部膨満、

臍周囲の冷えと動悸、軟便、

四肢の倦怠・無力感があることから、

脾の症状であることが考えられます。

また、脈が軟であることから、

気血不足や虚証が疑われます。

選択肢1. 下腿後面

下腿後面には、

足の太陽膀胱経の経絡があります。

選択肢2. 腓骨前縁

腓骨前縁には、

足の少陽胆経の経絡があります。

選択肢3. 脛骨内縁

脛骨内縁には、

足の太陰脾経の経絡がありますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 脛骨内側面

脛骨内側面には、

足の厥陰肝経の経絡があります。

まとめ

事例問題では、

まず患者の主訴や症状をとらえるようにします。

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