あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問41

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

大腸の走行を考慮した施術で、弛緩性便秘に用いる経穴として適切なのはどれか。
  • 日月
  • 盲兪
  • 大横
  • 石門

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この過去問の解説 (3件)

01

弛緩性便秘は、

大腸の蠕動運動が低下することにより生じる便秘です。

選択肢1. 日月

日月は、期門の直下5分にとります。

期門は第9肋軟骨付着部の下際にとります。

選択肢2. 盲兪

盲兪は、臍の外5分にとります。

婦人科系や消化器系に効果があるとされています。

選択肢3. 大横

大横は、臍の外4寸にとります。

大腸の走行上に相当しますので、

これが正解となります。

選択肢4. 石門

石門は、臍の下3寸にとります。

まとめ

解剖と経穴を関連させて理解していきましょう。

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02

大腸の走行を考慮という事は、大腸の気が集まる募穴を用いた施術を求めていると思われます。

選択肢1. 日月

【日月】は『足の少陽胆経』に属し、胆の募穴です。

選択肢2. 盲兪

【盲兪】は『足の少陰腎経』に属し、神闕の外方五分に存在し、大腸の走行に関係ありますが、募穴ではありません。

選択肢3. 大横

【大横】は『足の太陰脾経』に属し、大腸の走行上に相当するため、正答となります。

選択肢4. 石門

【石門】は『任脈』に属し、三焦の募穴です。

まとめ

臓器の配置と募穴の関連に加え、経穴がもつ効能も覚えておきましょう。

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03

全ての経穴が持つ効能を見直しましょう。

選択肢1. 日月

胆経の日月穴には胃痛、肝炎などの効能があります。

選択肢2. 盲兪

腎経の盲兪穴には腎臓病、腸カタルなどの効能があります。

選択肢3. 大横

脾経の大横穴には弛緩性便秘、腹部膨満、下腹部痛などの効能があります。

選択肢4. 石門

任脈の石門穴には腹部膨満などの効能があります。

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