あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問42

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

EDに対する支配神経を考慮した施術部位で最も適切なのはどれか。
  • 恥骨結合上際
  • 尾骨外側部
  • 鼠径部
  • 腰三角部

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この過去問の解説 (3件)

01

E D(Erectile Dysfunction)は、

勃起不全(障害)のことをさします。

勃起中枢は、S2〜S4に存在し、

副交感神経を介しています。

選択肢1. 恥骨結合上際

恥骨結合上際には、曲骨がありますが、

L1の支配領域です。

選択肢2. 尾骨外側部

尾骨外側部には、会陽があります。

支配領域はS2〜S4に相当しますので、

これが正解となります。

選択肢3. 鼠径部

鼠径部には、気衝や急脈があり、

L1〜L2の支配領域です。

選択肢4. 腰三角部

腰三角部には腰眼があり、支配領域はL1に相当します。

まとめ

E Dは、陽萎(陰萎)ともいわれます。

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02

EDの治療において刺激するべき神経は、【陰部神経(S2~4)】またはその枝である【会陰神経】となり、支配神経上に存在する経穴を選ぶ必要があります。

1 恥骨結合上際に存在する経穴は【任脈】の『曲骨』で、支配神経は【腸骨下腹神経(L1)】となります。

2 尾骨外側部に存在する経穴は【膀胱経】の『会陽』で、支配神経は【会陰神経】となり、正答となります。

3 鼠径部に存在する経穴は【胃経】の『気衝』もしくは【肝経】の『急脈』で、支配神経はそれぞれ【腸骨下腹神経(L1)】、【陰部大腿神経(L2)】となります。

4 腰三角に存在する経穴は【奇穴】にある『腰眼』で、支配神経は【腸骨下腹神経(L1)】となります。

経穴と神経の関係もしっかり覚えておきましょう。

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03

EDに対する陰部神経またその枝の一つである会陰神経が支配しています。
関連する経穴として膀胱経の会陽穴、督脈の長強穴で尾骨外側に取穴します。

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