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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第24回(2016年) 午後 問43

問題

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次の文で示す症例に対する適切な局所治療穴はどれか。

「40歳の女性。職業は調理師。痛みとしびれが第1~第3指の掌側にある。ファレンテスト陽性。」
   1 .
大陵
   2 .
列欠
   3 .
陽池
   4 .
偏歴
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

0

ファレンテストは、

手根管症候群の場合陽性になります。

症例の女性には、

第1〜第3指の掌側に痛みと痺れがあることから、

正中神経に障害があることが考えられます。

選択肢1. 大陵

大陵は、手関節前面横紋の中央にとります。

正中神経が支配しており、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 列欠

列欠は、

手首横紋上にある太淵の上1寸5分、

橈骨茎状突起の上にとります。

橈骨神経支配です。

選択肢3. 陽池

陽池は、

手関節後面横紋のほぼ中央にとります。

橈骨神経支配です。

選択肢4. 偏歴

偏歴は、手関節背側横紋の上方3寸にとります。

橈骨神経支配です。

まとめ

徒手検査について振り返っておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
ファレンテスト陽性で痛みしびれの分布から、正中神経の障害が考えられます。

適切な治療には正中神経に対してのアプローチが出来る取穴が必要となります。

1 大陵は【心包経】に属する経穴で、支配神経は正中神経となり、正答となります。

2 列欠 は【肺経】に属する経穴で、支配神経は橈骨神経となります。

3 陽池は【三焦経】に属する経穴で、支配神経は橈骨神経となります。

4 偏歴は【大腸経】に属する経穴で、支配神経は橈骨神経となります。

経穴と筋・神経の関連は重要となっていますので、大まかな分布も含めて覚えておきましょう。

0
第1~第3指の掌側の痛みと痺れ、ファレンテスト陽性の所見から手根管症候群で正中神経が障害されている可能性があります。
正中神経が支配する大陵(心包経)が取穴となります。

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