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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第24回(2016年) 午後 問61

問題

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次の文で示す患者について、問いに答えよ。

「65歳の男性。3か月前に脳梗塞を発症し右半身に麻痺が残った。座位にて患側の股関節・膝関節・足関節の集団屈曲運動はできるようになったが、個々の関節の単独運動はできない。」

この時期の回復期リハビリテーションで、主に健脚の支持性を高める目的で行われる訓練はどれか。
   1 .
寝返り訓練
   2 .
階段昇降訓練
   3 .
斜面台による立位訓練
   4 .
椅子からの立ち上がり訓練
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問61 )
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この過去問の解説 (3件)

1

脳梗塞は、何らかの原因で脳の血管が閉塞し、

脳細胞が壊死してしまう疾患です。

選択肢1. 寝返り訓練

寝返り訓練は、急性期以降、

基本動作自立のために実施されます。

選択肢2. 階段昇降訓練

階段昇降訓練では、

下肢筋力の増強やバランスの改善などの効果が得られます。

関節の単独運動が可能となった段階で実施されます。

選択肢3. 斜面台による立位訓練

斜面台による立位訓練は、

脊髄損傷がある場合に行われますが、

脳梗塞の急性期でも、

意識レベルの改善を目的に実施される場合があります。

選択肢4. 椅子からの立ち上がり訓練

椅子からの立ち上がり訓練は、

基本動作自立のために実施されますが、

健脚の筋力を強化、支持性を高めるためにも実施されますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

脳梗塞のリハビリテーションは、

急性期、回復期、維持期とそれぞれの段階に応じて実施されます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
回復期のリハビリテーションは運動の評価と共に行う必要があります。
患者は共同運動と痙縮が強い状態です。

1 寝返り訓練は、体幹へ対してのリハビリテーションです。

2 階段昇降訓練は、筋力増強を目的に行うリハビリテーションであり、単独運動が出来ない状態では危険です。

3 斜面台による立位訓練は、脊髄損傷などによって立つ事が困難で、起立性低血圧が起こりやすい状態の方に用いる立位訓練です。

4 椅子からの立ち上がり訓練は、脳血管障害後遺症がある方へのリハビリテーションとしては適していて、正答となります。

患者の状態と適したリハビリテーションに関しては、教科書の疾患項目と関連を付けて覚えておきましょう。

1
坐位で股関節・膝関節・足関節の共同屈曲運動はできるようになったが関節の単独運動ができないという症状であるため、関節の単独運動である階段昇降訓練及び姿勢維持が必要な斜面台による立位訓練は適当ではありません。
寝返り訓練より先の椅子からの立ち上がり訓練が適切と判断します。

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