あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問64

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。

「55歳の男性。物忘れが多く、買い物をすることも困難になった。自分の部屋に戻れないことがある。睡眠障害はあるが、幻覚、妄想はみられない。」

最も考えられるのはどれか。
  • 統合失調症
  • アルツハイマー病
  • ピック病
  • パーキンソン病

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1 統合失調症は、精神疾患であり、幻覚や幻聴、意欲の低下がみられます。

2 アルツハイマー病は、記憶障害や認知障害などが現れますが、幻覚・妄想は見られる事は少なく、正答となります。

3 ピック病は、感情の障害、意思の欠如、言語障害などがあらわれ、理性的な行動が出来にくくなります。

4 パーキンソン病は認知障害に加え、運動神経の障害、振戦、筋固縮、小刻み歩行、仮面用顔貌が現れます。

参考になった数1

02

患者の症状において、物忘れの度合いが高いけれども、幻覚、妄想がないことから、アルツハイマー病が考えられます。

1.統合失調症は精神障害の一つで幻覚、異常行動が伴います。

3.ピック病は前頭側頭型認知症で人格変化、行動異常があります。

4.パーキンソン病は手の震え、動作や歩行困難などを伴う、進行性神経変性疾患です。

参考になった数1

03

症例の男性は、物忘れが多く買い物が困難になっており、

自分の部屋に戻れないことがある、

睡眠障害はあるが、幻覚や妄想はみられないとのことから、

認知機能の障害が考えられます。

選択肢1. 統合失調症

統合失調症は、脳の機能不全から、

幻覚や妄想がみられる疾患です。

選択肢2. アルツハイマー病

アルツハイマー病では、

症例の男性のように、

物忘れや場所がわからなくなったり、

睡眠障害が出現したりしますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. ピック病

ピック病は、認知症のひとつです。

記憶は比較的保たれていますが、

情緒障害や人格障害などがみられます。

選択肢4. パーキンソン病

パーキンソン病は、

ドパミン神経細胞の減少に伴い、

ドパミンの量が減少することにより生じます。

認知機能障害や幻覚、睡眠障害、記憶障害などが

みられる場合があります。

まとめ

疾患の持つ特徴的な症状に注意してみましょう。

参考になった数0