あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問71
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
手指消毒に関して正しいのはどれか。
- 次亜塩素酸ナトリウムを用いる。
- 流水での洗浄は10秒間行う。
- ベースン法を行う。
- ラビング法では約3mlの消毒薬を用いる。
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この過去問の解説 (3件)
01
次亜塩素酸ナトリウムは、食品添加物の殺菌料としての許可されております。
主に医療器具の消毒・漂白などに用いられていて、手指の消毒には適していません。
2 流水での洗浄は10秒間行う。
流水での洗浄だけでは消毒法としては不十分です。
3 ベースン法を行う。
ベースン法は、一定濃度のベースン液に手指を浸漬する事による消毒法ですが、現在は交差汚染防止の観点から現在は廃止されています。
4 ラビング法では約3mlの消毒薬を用いる。
ラビング法は、速乾性手指消毒法であり、簡易に確実な除菌が出来る為、正答となります。
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02
2.流水での洗浄は手指消毒には不十分です。
3.ベースン法はステンレス製容器に消毒を入れて手指を消毒する方法ですが、交差感染の恐れがあるため適切ではありません。
4.ラビング法は手術の時に取られるウォータレスの手指消毒方法です。
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03
消毒とは、
感染症を起こさないよう微生物の数を減らすことをいいます。
次亜塩素酸ナトリウムは、
中水準の消毒能力を有していますが、
アルカリ性であり、腐食作用もあるため、
金属や皮膚・粘膜の消毒には適していません。
流水での手指洗浄では、
15秒行うと、ウイルスの量を100分の1程度に
減らすことができるといわれています。
ベースン法は、
洗面器入った消毒液で手指消毒を行う方法です。
交差感染の原因となるので、
現在は行われません。
ラビング法は、
アルコール擦式製剤を約3mL手掌にとり、
30秒以上乾燥するまでよく刷り込むことによって
消毒する方法ですので、
これが正解となります。
消毒にあたっては、
除去する病原菌と対象物に応じて、
適切な消毒液・方法を選択する必要があります。
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