あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問31

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

小腸で主に能動的に吸収されるのはどれか。
  • 脂肪酸
  • 塩化物イオン
  • グルコース

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この過去問の解説 (3件)

01

能動的な吸収とは細胞内外の濃度差に逆らってエネルギーを使って積極的な吸収のことです。

逆の受動的な吸収は細胞内外の濃度差に沿って自然と栄養素が移動する吸収です。

能動的に吸収される栄養素としてグルコース・ガラクトース・アミノ酸があります。

選択肢1. 水

水はナトリウムイオンの吸収とともに受動的に吸収されます。

選択肢2. 脂肪酸

脂肪酸は拡散により受動的に吸収されます。

選択肢3. 塩化物イオン

塩化物イオンはナトリウムイオンの吸収とともに受動的に吸収されます。

選択肢4. グルコース

正解です。

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02

1 . 水
水は小腸は全体で83%のナトリウムイオンを能動的に吸収するときに、水も伴った吸収を行います。
水にとっては受動的な吸収になります。
ちなみにナトリウムイオンは大腸で16%が吸収され、残り1%程度は糞便に排出されます。

2 . 脂肪酸
脂肪酸はモノグリセリドと胆汁酸と共に、水様性のミセル形成し、拡散によって吸収されます。

3 . 塩化物イオン
塩化物イオンは水の吸収と同様にナトリウムイオンに伴う受動的な吸収となります。

4 . グルコース
グルコースはガラクトースと共に能動輸送によって速やかに吸収されるため正答です。
それ以外の単糖類は拡散によって緩やかに吸収されます。

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03

4 小腸吸収では生命活動で最も優先される糖や、人体構成に必要なタンパク質のほとんどが積極的な能動輸送により吸収されます。

1 水はナトリウムイオン(Na+)の吸収に伴い受動的に吸収されます。
  消化管内の水分の約83%は小腸で吸収され、約16%は大腸で吸収されます。
  残り1%が糞便中に排出されます。

2 脂肪酸は水溶性ではないので、吸収しにくい構造です。
  胆汁酸と合わさって水溶性のミセル(脂質集合体)を作り、時間をかけ拡散により吸収されます。
  拡散は受動輸送に含まれます。

3 塩化物イオン(Cl−)は水と同様にナトリウムイオン(Na+)の吸収に伴い受動的に吸収されます。

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