あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問38

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

病理組織診断で確定されるのはどれか。
  • 尿中の結晶の種類
  • 僧帽弁逆流の有無
  • 感染症の起炎菌の種類
  • 癌のリンパ節転移の有無

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この過去問の解説 (3件)

01

病理組織診断は身体の組織を切り取り、直接顕微鏡で観察し診断する方法です。

選択肢1. 尿中の結晶の種類

身体の組織ではないので病理組織診断には当たりません。

選択肢2. 僧帽弁逆流の有無

僧帽弁逆流の有無は音やエコーなどの画像から判断しますので病理組織診断は行いません。

選択肢3. 感染症の起炎菌の種類

起炎菌の種類は基本的に身体への負担の少ない排泄物などから調べます。

選択肢4. 癌のリンパ節転移の有無

正解です。

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02

病理組織診断による確定とはた病気の成り立ちや状態、将来の予想などを顕微鏡で観察して診断することです。
生体細胞から一部切除して検査する生検組織診断が一般的です。

1 . 尿中の結晶の種類
尿沈渣検査にあたり、尿の遠心操作にて尿内の細胞を調べるものです。
他にも尿内の潜血反応や糖・タンパク質などを調べる事もあります。

2 . 僧帽弁逆流の有無
僧帽弁の閉鎖不全によって、左心室から左心房へ逆流が生じる病態です。
検査は心エコー検査や聴診による心雑音の聴取などがあります。
他にも心電図や胸部X線による検査で左心室の拡大が認められます。

3 . 感染症の起炎菌の種類
感染症の起炎菌の種類特定には、顕微鏡検査や培養検査が行われます。
微生物が存在する可能性が高い部位からサンプルを採取(血液や痰・便・鼻粘膜など)します。
微生物を染色と顕微鏡による観察をするものが顕微鏡検査です。
微生物を検査室で増殖させる事で特定するものが培養検査です。

4 . 癌のリンパ節転移の有無
癌のリンパ節転移に関しては血液検査やCT・MRI・PETなどありますが、病理検査・病理診断は確定診断に用いられますので正答となります。

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03

病理診断とは、体内から採取された細胞や組織を顕微鏡などで詳しく観察し、病気の種類を確定診断する検査のことを言います。


1 尿中の結晶の種類は
  「尿沈渣鏡検」にて行われます。これは細胞診になります。
  他に尿の検査には、試験紙で蛋白、糖、潜血反応をチェックするものもあります。

2 僧帽弁の逆流は
  聴診・胸部レントゲン検査・心エコー検査で診断されます。

3 感染症の起炎菌の種類は
  顕微鏡検査、培養検査、同定検査にて行われます。

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