あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問49

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

障害により涙液・唾液分泌の異常をきたすのはどれか。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

涙液・唾液分泌のコントロールは顔面神経が行っています。

選択肢1. 三叉神経

三叉神経は顔の感覚、咀嚼の運動を司ります。

選択肢2. 顔面神経

顔面神経は味覚、表情の運動、鼻・涙・顎下腺と舌下腺の唾液分泌を司ります。

選択肢3. 舌咽神経

舌咽神経は味覚・喉の感覚、嚥下の運動、耳下腺の唾液分泌を司ります。

選択肢4. 舌下神経

舌下神経は舌の運動を司ります。

参考になった数0

02

1 . 三叉神経
三叉神経の機能
 感覚性:顔面の感覚を司ります。
 運動性:下顎に伝わり咀嚼運動を支配しています。

2 . 顔面神経
顔面神経の機能
 感覚性:舌の前2/3の味覚を司ります。
 運動性:顔面の表情運動を司ります。
 副交感性:顎下腺と舌下腺に分布し、涙液・鼻水の分泌を司ります。
その為、顔面神経が障害されると涙液・唾液分泌の異常が起きる為、正答となります。

3 . 舌咽神経
舌咽神経の機能
 感覚性:下の後ろ1/3の澪核と咽頭粘膜の感覚を司ります。
 運動性:咽頭筋に分布し嚥下運動を司ります。
 副交感神経:舌下腺に分布し、唾液の分泌を司ります。

4 . 舌下神経
舌下神経の機能
 運動性:咽頭の外側を下降し、舌の運動を司ります。

参考になった数0

03

顔面神経麻痺は、第Ⅶ脳神経の麻痺からくる症状です。

顔面神経の働きは

 ・感覚性:舌前2/3の味覚を司る

 ・運動性:表情筋群に分布する

 ・副交感性:枝である鼓索神経により、味覚神経、顎下腺、舌下腺への分泌繊維が出る

      :枝である大錐体神経により、涙腺、鼻粘膜の線に入る

顔面神経麻痺では、表情や味覚の喪失、涙や唾液の分泌障害、聴覚過敏などが現れます。

1 三叉神経は第Ⅴ脳神経で、顔面の皮膚、粘膜、歯、舌などの感覚と共に、舌の前方2/3の知覚を司ります。

また咀嚼筋群の運動も支配します。

三叉神経麻痺では特に顔面への刺さるような激痛が顕著です。

4 舌下神経は第Ⅻ脳神経で舌の運動を司ります。

  

舌下神経麻痺では構音障害や嚥下障害が現れます。

参考になった数0