あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問74
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問74 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」
麻痺側にみられる所見はどれか。
「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」
麻痺側にみられる所見はどれか。
- バレー徴候
- ロンベルグ徴候
- ラセーグ徴候
- ケンプ徴候
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この過去問の解説 (3件)
01
脳梗塞、脳出血などに伴う錐体路障害の検査に用いられます。
2.ロンベルグ徴候
ロンベルク徴候とは、両足のつま先をそろえ立たせて閉眼させると、開眼時に比べ著しく不安定になるのを陽性とします。
これは位置覚の障害(脊髄後索障害)でみられます。
3.ラセーグ徴候
ラセーグ徴候とは、仰臥位で膝関節を伸展させ、下肢を他動的に挙上させることで、大腿後面と膝下への疼痛を誘発させるテストです。
坐骨神経痛の診断に用いられます。
4.ケンプ徴候
ケンプ徴候とは、座位または立位で腰椎を斜め後方へ倒したり、旋回させることで、下肢への放散痛を誘発させるテストです。
腰部脊柱管狭窄症の診断に用いられます。
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02
片麻痺は内包での出血や脳梗塞などで生じます。
バレー徴候とは、肘を伸ばして手掌を上に向けた状態で、90度前方挙上して閉眼します。患側の上肢が回内しながら次第に下垂した場合、陽性となります。脳梗塞や脳出血といった運動麻痺によって生じるため、これが正解であると考えられます。
ロンベルグ徴候とは、立位において、両足をそろえた状態で閉眼します。身体が動揺したとき陽性となり、脊髄後索障害が疑われます。
ラセーグ徴候とは、仰臥位において、患側の股関節と膝関節を90度屈曲位とし、その状態で他動的に膝関節を伸展させることで、下肢後面の疼痛を誘発させます。下肢後面に電撃痛が出現するとき陽性となり、坐骨神経痛を疑います。
ケンプ徴候とは、立位で患側に側屈もしくは回旋し、その状態で後屈させることで下肢の疼痛を誘発させます。下肢に電撃痛が出現するとき陽性となり、脊柱管狭窄症による坐骨神経痛が疑われます。
片麻痺でみられる所見として、腱反射の亢進、病的反射やクローヌスの出現、一側の上下肢の運動麻痺・感覚障害、痙縮などがあります。
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03
バレー徴候:脳梗塞、脳出血、椎体路障害をきたす疾患を調べる。上肢と下肢の検査があります。
ロンベルグ徴候:深部感覚障害性(脊髄後索,末梢神経)
ラセーグ徴候:下肢伸展挙上テストとも言います。坐骨神経麻痺の鑑別に使います。
ケンプ徴候:ヘルニア、脊柱管狭窄症の圧迫部位を調べるテストです。
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