問題
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心臓リハビリテーションにおける運動療法の禁忌はどれか。
1 .
心移植後
2 .
冠動脈形成術後
3 .
不安定狭心症
4 .
末梢動脈閉塞性疾患
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問13 )
心臓リハビリテーション適応疾患
急性心筋梗塞
狭心症
慢性心不全
大動脈瘤・大動脈解離
末梢閉塞性動脈疾患
リハビリ禁忌疾患
非代償性心不全
不安定狭心症
コントロールされていない糖尿病
急性全身性疾患
活動性心膜炎、心筋炎
心臓リハビリテーションとは、「心血管疾患患者の身体的・心理的・社会的・職業的状態を改善し、基礎にある動脈硬化や心不全の病態の進行を抑制または軽減し、再発・再入院・死亡を減少させ、快適で活動的な生活を実現することをめざして、個々の患者の医学的評価・運動処方に基づく運動療法・冠危険因子是正・患者教育及びカウンセリング・最適薬物治療を多職種チームが協調して実践する長期にわたる多面的・包括的プログラムをさす」とされています。
心移植後の運動療法は禁忌ではありません。
冠動脈形成術後の運動療法は禁忌ではありません。
内科的治療により安定しない不安定狭心症に対する運動療法は絶対禁忌となっています。なので、これが正解であると考えられます。
末梢動脈閉塞性疾患の運動療法は禁忌ではありません。
具体的に行われる運動療法として、有酸素運動、呼吸筋トレーニングなどがあります。
絶対禁忌として、急性心筋梗塞、内科的治療により安定しない不安定狭心症、コントロール不良の不整脈、症候性の高度大動脈弁狭窄症、コントロール不良の心不全、急性の肺塞栓症、急性の心筋炎、急性大動脈解離などがあげられます。