あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問41

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す患者の病証に対して原穴に施術する際の正しい部位はどれか。

「64歳の男性。主訴は聴力低下。半年前から徐々に右耳が聞こえにくくなり、回復しないままである。白髪が増え、腰や膝に力が入らない症状も伴う。」
  • 足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部
  • 足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際
  • 足外側、第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際
  • 足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方

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この過去問の解説 (3件)

01

「64歳の男性。主訴は聴力低下。半年前から徐々に右耳が聞こえにくくなり、回復しないままである。白髪が増え、腰や膝に力が入らない症状も伴う。」

症例文中の

「聴力低下」腰や膝に力が入らない」というキーワードから、腎の症状ということがわかります。

よって、腎経の原穴である、太谿の取穴部位を答えればOKということになるので、

足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部」を選べば正解です。

腎の症状は、

水、精、骨、耳、二陰、髪、膀胱

などに関する症状が出ると

覚えましょう。

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02

聴力低下、白髪が増え、四肢無力といった証から【腎の証】が強く現れています。
治療穴として適している経穴は、足の少陰腎経の原穴となります。

1 . 足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部に、存在する経穴は足の少陰腎経の原穴である【太谿】であり、正答となります。

2 . 足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際 に、存在する経穴は足の太陰脾経の原穴である【太白】です。

3 . 足外側、第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際に存在する経穴は足の太陽膀胱経の原穴である【京骨】です。

4 . 足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方に存在する経穴は足の少陽胆経の原穴である【丘墟】です。

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03

正解は1です。

聴力低下、白髪増加、腰や膝に力が入らない症状から腎が考えられます。

1 . 腎の原穴、太渓です。よって正解です。

2 . 脾の原穴、太白です。

3 . 膀胱の原穴、京骨です。

4 . 胆の原穴、丘墟です。

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