あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問49

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例で最もみられやすい所見はどれか。

「70歳の女性。10年前に慢性的な腰痛を自覚し、近医を受診したところ骨密度の減少を指摘された。5日前に尻もちをついて腰痛を発症した。下肢の神経学的所見に異常はない。」
  • 階段状変形
  • 棘突起の叩打痛
  • SLRテスト陽性
  • K・ボンネットテスト陽性

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この過去問の解説 (3件)

01

症例文のうち、

先ず、「70歳の女性と腰痛」というキーワードから圧迫骨折が思い浮かびます。

そして、「骨密度の減少、尻もち」というキーワードから、腰椎圧迫骨折と断定できます。

よって、

選択肢の

「棘突起の叩打痛」を選べばOKです。

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02

骨密度減少の診断を受けた後の、尻もちによる腰痛ということは骨粗鬆症による胸腰椎圧迫骨折の可能性が高いといえます。

1 . 階段状変形は、XP撮影時に現れる脊柱分離すべり症の時の所見です。

2 . 棘突起の叩打痛は、椎体の圧迫骨折の所見であり、正答となります。

3 . SLRテストは、下肢伸展挙上テストのことで、座骨神経痛や椎間板ヘルニアの時に陽性となります。

4 . K・ボンネットテスト陽性は、梨状筋症候群の所見として用いられます。

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03

正解は2です。

高齢女性、慢性的腰痛、骨密度減少、5日前に尻もちをついて腰痛を発症したことから骨粗鬆症による椎体圧迫骨折が考えられます。

1 . 階段状変形は、腰椎分離すべり症でみられます。

2 . 棘突起の叩打痛は、椎体圧迫骨折でみられます。よって正解です。

3 . SLRテストは、下枝側の腰椎椎間板ヘルニアを調べる検査です。

4 . K・ボンネットテストは、梨状筋症候群を調べる検査です。

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