あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問52
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
下腿三頭筋のストレッチでゆっくりと足関節を背屈位にし、そのまま保持するのはどれか。
- スタティックストレッチ
- ダイナミックストレッチ
- バリスティックストレッチ
- 神経筋促通( PNF )ストレッチ
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この過去問の解説 (3件)
01
下腿三頭筋のストレッチでは背屈位でそのまま保持するものであり、正答となります。
2 . ダイナミックストレッチは、動的な柔軟性を高めるためのもので、対象となる筋群の拮抗筋群を積極的に収縮させる動作をするものです。
下腿三頭筋の場合は前脛骨筋などの足関節背屈筋群の収縮を行います。
3 . バリスティックストレッチは、ダイナミックストレッチの一種で動的ストレッチです。脱力状態からの反動を用いたストレッチとなります。
4 . 神経筋促通( PNF )ストレッチは、人体の感覚受容器への刺激によって運動神経や筋の働きを高め、身体機能を向上させるアプローチです。
基本的には筋肉を収縮させたのちに、伸長を行うための姿勢保持は行われません。
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02
1 . スタティックストレッチは、体を静止させて、ゆっくりと筋を伸張性を高めるストレッチ方法のことです。
下腿三頭筋のストレッチでゆっくりと足関節を背屈位にし、そのまま保持するのは、スタティックストレッチです。よって正解です。
2 . ダイナミックストレッチは、動きの中で腕や足などをさまざまな方向に動かすストレッチ方法です。
3 . バリスティックストレッチは、動作に反動をつけながら行う動的ストレッチのことです。
4 . 神経筋促通( PNF )ストレッチは、筋の固有受容器への刺激により中枢神経系を促通し、筋の最大収縮を引き出すことです。
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03
正解は「スタティックストレッチ」です。
スタティックストレッチは静的ストレッチの事で、反動をつけずにゆっくりと伸ばすタイプのストレッチです。柔軟性が高まり、運動後のクーリングダウンに最適なストレッチです。
問題本文では、足関節をゆっくりと背屈位にし、そのまま保持とあるので、あてはまります。
ダイナミックストレッチは動的ストレッチの事で、ストレッチしたい筋肉の拮抗筋を収縮させることにより、その筋周囲の関節運動を行うウォーミングアップに最適なストレッチとなります。自分のストレッチしたい筋肉の反対側に力を入れるストレッチと覚えると良いでしょう。
バリスティックストレッチは、反動を使って行うタイプのストレッチになります。
ラジオ体操やサッカー選手のブラジル体操などがあてはまります。ダイナミックストレッチの後に行うことが推奨されています。
神経筋促通ストレッチは、アメリカの運動療法の一つで、動きの悪くなった筋肉や関節を、再教育していく療法となります。スポーツ現場というよりは、リハビリテーションの一環で行われることが多い療法となります。
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