あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問58

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。

「55歳の男性。右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現する。自発痛はなく、結節間溝部に圧痛を認める。関節拘縮は認められない。」

徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。
  • ペインフルアークサイン
  • ドロップアームテスト
  • ダウバーンサイン
  • スピードテスト

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この過去問の解説 (3件)

01

症例文のうち、

「結節間溝部に圧痛」という事から、

上腕二頭筋長頭腱炎を疑えます。

選択肢の中で、上腕二頭筋腱に対するテストは、

スピードテストとなります。

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02

右肩関節運動時の上腕痛であり、結節間溝に圧痛がある事から、上腕二頭筋腱炎の可能性が高いです。

1 . ペインフルアークサインは、肩関節の外転動作によって腱板の損傷を見るためのテストです。

2 . ドロップアームテストは、肩関節の外転動作をさせて腱板の異常をみるためのテストです。

3 . ダウバーンサインは、肩関節を軽度外転させたのち、肩峰と大結節の間を調べ、肩峰下滑液包の異常を見るテストです。

4 . スピードテストは上肢屈曲時に結節間溝部の痛みを見る上腕二頭筋長頭腱炎のテストであり、正答となります。

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03

正解は4です。

右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現、自発痛はなく、結節間溝部に圧痛がある症状から上腕二頭筋腱腱鞘炎が考えられます。

1 . ペインフルアークサインは、腱板断裂を調べる検査方法です。

2 . ドロップアームテストは、腱板断裂を調べる検査方法です。

3 . ダウバーンサインは、肩峰下滑液包炎を調べる検査方法です。

4 . スピードテストは、上腕二頭筋腱腱鞘炎を調べる検査方法です。
よって正解です。

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