あん摩マッサージ指圧師の過去問 第26回(2018年) 午前 問9
この過去問の解説 (3件)
メタボリックシンドロームは、
内臓肥満に高血圧や高血糖、脂質代謝異常を伴い、
いわゆる生活習慣病などのリスクを抱えた状態です。
体脂肪率は、
肥満の目安として用いられますが、
メタボリックシンドロームの診断基準には
用いられていません。
心電図は、
健康診査などで実施されますが、
メタボリックシンドロームの診断基準には
用いられていません。
骨密度は、
骨粗鬆症の診断の際などに実施されますが、
メタボリックシンドロームの診断基準には
用いられていません。
血糖値は、
メタボリックシンドロームの
診断基準の一つとなっていますので、
これが正解であると考えられます。
メタボリックシンドロームの診断基準では、
ウエスト周囲径が必須項目であり、
男性85cm以上、女性90cm以上の人は、
脂質(トリグリセライド、HDL)、血圧、空腹時血糖のうち
2項目以上検査をします。
メタボリックシンドロームの診断基準とは、
腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上であり、
以下の「①脂質②血圧③血糖」の、3つの項目のうち、2つ以上該当すれば、メタボリックシンドロームと診断されます。
①脂質(中性脂肪が150mg/dL以上かつ、HDLが40mg/dL未満)
②血圧(収縮期血圧130mmHg以上かつ、拡張期血圧85mmHg以上)
③血糖(空腹時血糖110mg/dL以上)
間違いです。
体脂肪率は、メタボリックシンドロームの診断基準には含まれませんが、
内臓脂肪面積は100㎠以上(男女とも)は含まれます。
間違いです。
心電図は、メタボリックシンドロームの診断基準には含まれません。
間違いです。
骨密度は、メタボリックシンドロームの診断基準には含まれません。
正解です。
血糖値は、③血糖(空腹時血糖110mg/dL以上)に該当する為、メタボリックシンドロームの診断基準に含まれます。
「脂質異常」「高血糖」「高血圧」のうち2つ以上を合併した状態をいいます。
日本肥満学会による診断基準(2005年)によると
腹囲:男性 85cm以上
女性 90cm以上
中性脂肪:150mg/dl以上
HDL:40mg/dl未満
血圧:収縮期130mmHg以上または拡張期85mmHg以上
空腹時血糖値:110 mg/dL以上
1.体脂肪率
体脂肪率ではなく、内臓脂肪が判断基準に含まれます。
2.心電図
心機能の異常はメタボリックシンドロームの判断基準に含まれません。
3.骨密度
骨の異常はメタボリックシンドロームの判断基準に含まれません。
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