あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問17
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
脳神経と通過する部位の組合せで正しいのはどれか。
- 視神経 ------- 上眼窩裂
- 下顎神経 ----- 正円孔
- 顔面神経 ----- 内耳孔
- 舌下神経 ----- 頸静脈孔
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この過去問の解説 (3件)
01
1.視神経 ------- 上眼窩裂
視神経(II)は蝶形骨にある視神経管を通過します。
動眼神経(III)、滑車神経(IV)、顔神経(V1)、外転神経(VI)は上眼窩裂を通過します。
2.下顎神経 ----- 正円孔
下顎神経(V3)は蝶形骨にある卵円孔を通過します。
上顎神経(V2)は蝶形骨にある正円孔を通過します。
4.舌下神経 ----- 頸静脈孔
舌下神経(XII)は後頭骨にある舌下神経管を通過します。
舌咽神経(IX)、迷走神経(X)、副神経(XI)は側頭骨と後頭骨の間にある頚静脈孔を通過します。
脳神経と通過する部位の関係は以下のようになります。
嗅神経(I)は篩骨篩板(篩骨)を通過
視神経(II) 視神経管(蝶形骨)を通過
動眼神経(III), 滑車神経(IV), 顔神経(V1), 外転神経(VI)は上眼窩裂(蝶形骨)を通過
上顎神経(V2)は正円孔(蝶形骨)を通過
下顎神経(V3)は卵円孔(蝶形骨)を通過
顔面神経(VII)、内耳神経(VIII)は内耳孔(側頭骨)を通過
舌咽神経(IX)、迷走神経(X)、副神経(XI)は頸静脈孔(側頭骨と後頭骨の間)を通過
舌下神経(XII)は舌下神経管(後頭骨)を通過
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02
脳から出た神経は、
頭蓋骨のある特定の部位を通って分布しています。
視神経は、蝶形骨の視神経管、眼窩を通過します。
上眼窩裂も蝶形骨にあり、眼神経、動眼神経、
滑車神経、外転神経が通過します。
下顎神経は、蝶形骨にある卵円孔を通過します。
正円孔も蝶形骨にあり、上顎神経が通過します。
顔面神経は、
側頭骨にある内耳孔を通過しますので、
これが正解であると考えられます。
舌下神経は、後頭骨にある舌下神経管を通過します。
頸静脈孔は、側頭骨と後頭骨で構成され、
舌咽神経、迷走神経、副神経が通過します。
頭蓋骨にはいくつかの孔が存在し、
神経や血管などが通過しています。
図と合わせ、位置関係も把握しておきましょう。
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03
正解は「顔面神経 ----- 内耳孔」です。
間違いです。
視神経(Ⅱ)が通るのは、蝶形骨の視神経管です。
上眼窩裂を通る脳神経は、動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅳ)、三叉神経(Ⅴ)第2枝〈上顎神経〉、外転神経(Ⅵ)となります。
間違いです。
三叉神経(Ⅴ)第3枝〈下顎神経〉が通るのは、卵円孔です。
正円孔を通るのは、三叉神経(Ⅴ)第2枝〈上顎神経〉になります。
正解です。
顔面神経(Ⅶ)は、内耳神経(Ⅷ)と共に、側頭骨の内耳孔を通ります。
間違いです。
舌下神経(Ⅻ)が通るのは、後頭骨の舌下神経管です。
頸静脈孔を通るのは、舌咽神経(Ⅸ)、迷走神経(Ⅹ)、副神経(Ⅺ)となります。
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