あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問18
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
筋と補助装置の組合せで正しいのはどれか。
- 下斜筋 ------- 滑車
- 三角筋 ------- 滑液包
- 長掌筋 ------- 腱鞘
- 下腿三頭筋 --- 骨間膜
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この過去問の解説 (3件)
01
両者の間の摩擦を減らすための滑液のたまった扁平な袋状の構造になります。
肩や膝においては関節腔と交通しています。
1.下斜筋 ------- 滑車
滑車は、靭帯の環または骨の隆起でできており、眼筋の1つである上斜筋は滑車に達します。
3.長掌筋 ------- 腱鞘
腱鞘は、滑液包と同様の構造が腱を包んだもので、長い腱の移動をスムーズにする働きがあります。
手首や足首を通過する腱の周囲に見られます。
長掌筋は屈筋支帯(手根管)の上を通過し、手掌の皮下で扇状に広がった手掌腱膜をつくります。
4.下腿三頭筋 --- 骨間膜
骨間膜とは、強靭な線維性結合組織による結合で、幅広く膜状を呈する時は骨間膜といいます。
脛腓靭帯結合、前腕骨間膜などで見られます。
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02
補助装置は、筋肉に関係する場合、
筋肉の動きをサポートしたり、
骨と筋肉や腱との摩擦から守ったりしています。
下斜筋は、
眼窩前縁内側から起始し、眼球の下方を経て、
眼球の外側後方で外直筋深層の強膜に付着する筋です。
滑車は、繊維や軟骨でできた組織で、
眼球の内上方の眼窩壁にあり上斜筋が通過します。
三角筋は、 肩峯、肩甲棘、鎖骨外側1/3を起始とし、
三角筋粗面で停止する筋です。
三角筋下には、滑液包がありますので、
これが正解であると考えられます。
長掌筋は、上腕骨内側上顆、前腕筋膜内面を起始とし、
手掌腱膜で停止する筋です。
腱鞘は、腱を覆い、その動きをサポートします。
下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋からなります。
腓腹筋は、大腿骨内側顆後面
及び大腿骨外側顆後面を起始とし、
踵骨後部で停止する筋です。
ヒラメ筋は、脛骨と腓骨の後面上部を起始とし、
踵骨後部で停止する筋です。
骨間膜は、橈骨と尺骨、
腓骨と脛骨の間にある膜のことです。
筋の補助装置には、筋膜、種子骨なども含まれます。
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03
筋の補助装置とは、筋膜、腱鞘、滑液包、筋滑車、腱弓、種子骨などがあります。
間違いです。
筋滑車があるのは、下斜筋ではなく、上斜筋です。
正解です。
三角筋には、三角筋と上腕骨大結節の間にある「肩峰下滑液包」と、三角筋と肩関節包の間にある「三角筋下滑液包」があります。
間違いです。
長掌筋には、腱鞘はありません。
間違いです。
下腿三頭筋には骨間膜はありません。骨間膜とは、骨と骨の間に張られた膜の事です。
腓骨と脛骨の間や、橈骨と尺骨の間にあります。
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