あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問36
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
免疫について正しいのはどれか。
- マクロファージは抗原を提示する。
- ヘルパーT細胞は補体を放出する。
- 好中球は抗原を特異的に認識する。
- サイトカインは抗原と特異的に結合する。
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この過去問の解説 (3件)
01
免疫は、病原体などの異物を取り除き、
体を守る働きです。
マクロファージには、
体内に侵入した異物などを取り込み、
その異物を抗原として免疫細胞に
提示する働きがありますので、
これが正解であると考えられます。
リンパ球の一種であるT細胞のうち、
ヘルパーT細胞は、
マクロファージなどから提示される
抗原情報を受け取り、
サイトカインを産生します。
補体は、血液中に含まれるタンパク質で、
抗体や他の免疫細胞とともに生体防御上
様々な役割を果たしています。
好中球は、白血球の中の顆粒球の一種で、
貪食作用により免疫機能を発揮します。
抗原を特異的に認識するのは、
B細胞やT細胞です。
サイトカインは、
標的の表面にある特異的受容体を介して、
白血球の免疫調整やウイルスの増殖抑制などに
作用します。
抗原と特異的に結合するのは、
抗体です。
免疫機能について整理しておきましょう。
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02
正解は「マクロファージは抗原を提示する。」です。
正解です。
マクロファージは抗原を提示します。
液性免疫において、抗原を貪食したマクロファージがリンパ球に認識できる様に抗原を提示します。
間違いです。
ヘルパーT細胞は補体を放出しません。
補体とは、抗原抗体複合体にくっつく事で、さらに抗原抗体反応を活性化させるものです。
抗体の働きを補完する役割を担っています。
間違いです。
好中球は抗原を特異的に認識しません。
好中球は白血球の一つで、細菌性感染に対し、細菌を取り込み貪食する能力が、特に優れています。
間違いです。
サイトカインが特異的に結合するのは、抗原ではなく、受容体です。特異的な受容体とサイトカインが結合することにより、免疫反応が活性化したり、細胞の分化調節したりします。
代表的なものとして、インターロイキン、ケモカイン、インターフェロンなどがあります。
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03
さらに貪食により取り込んだ異物の断片を抗原としてリンパ球に提示し、リンパ球に抗原を認識・記憶させる働きもあります。
2.ヘルパーT細胞は補体を放出する。
ヘルパーT細胞はサイトカインを放出します。
これにより、B細胞のの分裂や抗体産生を助ける働きや、
マクロファージが病原体を破壊するのを助けます。
3.好中球は抗原を特異的に認識する。
好中球は最近や異物に対して遊走していき、貪食します。
4.サイトカインは抗原と特異的に結合する。
細胞間相互作用を司る液性因子の総称です。
免疫活動のバランスを調整したり、特定の免疫細胞の活性化させる、組織細胞の抵抗性を高めたりする働きをします。
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