あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問50
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
健康成人のバイタルサインで異常値はどれか。
- 脈拍48回/分
- 体温36.2℃
- 血圧110/60mmHg
- 呼吸数16回/分
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この過去問の解説 (3件)
01
バイタルサイン(生命兆候)は、
生命に関する基本的な情報で、
体温、脈拍、血圧、呼吸を指標としています。
意識レベルも含める場合があります。
健康成人の脈拍の基準値は、
60〜100回/分とされています。
48回/分とのことから、
異常値であるといえますので、
これが正解であると考えられます。
50回/分未満の場合、徐脈といいます。
健康成人の体温の基準値は、
36〜37℃ほどです。
36.2℃は、基準の範囲にあると考えられます。
血圧の基準値は、
120mmHg未満/80mmHg未満であり、
110/60mmHgは基準の範囲にあると考えられます。
呼吸数の基準値は、
14〜20回/分ですので、
16回/分は基準の範囲にあると考えられます。
意識レベルの評価には、
ジャパン・コーマ・スケール(JCS)などが用いられます。
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02
正解は「脈拍48回/分」です。
正解です。
正常の脈拍は、65~85/分です。
100回/分以上だと頻脈となり、60回/分以下になると徐脈となります。
間違いです。
正常の体温は、36℃~37℃です。
間違いです。
正常の血圧は、120/80mmHg以下です。
間違いです。
正常の安静時呼吸数は、16~20/分です。肺血症の診断には、呼吸数の項目が含まれます。
新生児の呼吸数は多く、35~50/分で、学童期で20回/分となっています。
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03
65〜85/分となり、
100/分以上だと頻脈といいます。
60/分以下だと徐脈といいます。
2.体温36.2℃
正常体温は36.0℃〜37.0℃です。
37.0℃〜37.9℃を微熱といいます。
39.0℃以上を高熱といいます。
41.5℃以上は過高熱といいます。
36.0℃未満の体温は低体温といいます。
3.血圧110/60mmHg
2019年に高血圧の新基準が発表されています。
新基準によると
・高血圧の基準値は従来通りで
診察室血圧が140/90mmHg
家庭血圧が135/85mmHg
・高血圧の分類も従来どおりで
I度高血圧:140~159/90~99mmHg
II度高血圧:160~179/100~109mmHg
III度高血圧:180/110mmHg以上
変更点としては降圧目標を引き下げる点です。
・合併症がない75歳未満の降圧目標を130/80mmHg未満に引き下げる
・合併症がある患者の降圧目標は
冠動脈疾患,蛋白尿陽性の慢性腎臓病(CKD),糖尿病で130/80mmHg未満。
75歳以上の高齢者,蛋白尿陰性のCKD,脳卒中既往では140/90mmHg未満。
降圧目標に達していない場合は、治療が開始されます。
4.呼吸数16回/分
正常値は安静時呼吸で16〜20回/分です。
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