問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
血液生化学検査のうち炎症のマーカーはどれか。
1 .
LDH
2 .
血小板数
3 .
尿素窒素
4 .
CRP
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問51 )
血液生化学検査では、
血液中の様々な物質の濃度を調べます。
検査の結果は、
全身状態や臓器の状態などを知る手掛かりとなります。
LDH(Lactate Dehydrogenase)は、
乳酸脱水素酵素のことで、
肝臓など色々な臓器で作られています。
肝臓や心臓などの病気により、
血中濃度が上昇します。
血小板数の検査は、
血液一般検査として、
赤血球数や白血球数などとともに行われます。
血小板には、
ケガなどで傷ついた血管に付着して
止血する作用があります。
尿素窒素(BUN: Blood Urea nitrogen)は、
尿素に含まれる窒素です。
腎臓の機能が低下すると、
血液中の尿素の排泄もうまく行かなくなるため、
尿素窒素量も増加します。
CRP(C-reactive protein)は、
C反応性タンパクのことです。
体内に何らかの炎症がある場合、
高値となりますので、
これが正解であると考えられます。
炎症が生じているときは、
炎症マーカーの他、
白血球数や血小板数なども参考にします。
1.LDHは肝機能の指標であり、
肝臓が障害を受けると高値になります。
2.血小板は血液凝固作用を持ち、
炎症のマーカーにはなりません。
3.尿素窒素は腎臓が十分に働いているかを表す指標となります。
4.CRPは体内に炎症が起きた時に高値となるため、
炎症のマーカーとなります。
よって、4が正解となります。