あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問54

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

筋疾患の診断に有用な血液生化学検査項目はどれか。
  • トリグリセリド
  • クレアチンキナーゼ
  • アミラーゼ
  • アルカリホスファターゼ

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この過去問の解説 (3件)

01

筋疾患の診断では、C Tなどの画像検査や、筋電図、

血液生化学検査などが行われます。

選択肢1. トリグリセリド

トリグリセリド(TG:triglyceride)は、

中性脂肪のことで、

メタボリックシンドロームの診断基準にも

含まれています。

選択肢2. クレアチンキナーゼ

クレアチンキナーゼ(CK: creatine kinase)は、

骨格筋や心筋などに含まれる酵素で、

筋疾患や心疾患などの際に異常値を示しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. アミラーゼ

アミラーゼ(AMY: Amylase)は、

膵臓や唾液腺から分泌される糖類の消化酵素で、

膵臓や唾液腺などに異常がある場合に

高値となります。

選択肢4. アルカリホスファターゼ

アルカリフォスファターゼ(ALP: alkaline phosphatase)は、

リン酸化合物を分解する酵素です。

肝臓や骨などで作られ、最終的には肝臓で処理されて、

胆汁として排泄されます。

肝臓の機能や胆汁の流れに異常がある場合などに

高値となります。

まとめ

血液生化学検査では、脂質や酵素のほか、

タンパク質や糖、電解質など多岐にわたっています。

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02

1.トリグリセリドとは中性脂肪のことで、

体内では大半が脂肪組織に存在します。

2.クレアチンキナーゼとは心筋や骨格筋、

平滑筋などの筋肉に多く含まれ、

筋肉が障害を受けた際に血中に放出されます。

3.アミラーゼとは膵臓や唾液に含まれる消化酵素です。

4.アルカリホスタファーゼとは肝臓や腎臓、骨などで作られます。

肝臓の機能が低下するとアルカリホスタファーゼが逆流して血液中に流出します。

よって2が正解となります。

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03

1.トリグリセリドは血中のエネルギー源の一つで、高いと脂質異常症や脂肪肝や動脈硬化症などが疑われ、低いと甲状腺機能亢進症や栄養失調などが疑われる値です。

2.クレアチンキナーゼは、筋収縮時のエネルギー代謝によって生成される酵素で、骨格筋や心筋が傷害されると高値になるので正答です。

3.アミラーゼは、多糖類を単糖類や二糖類に分解する消化酵素で、血中値が高いと膵臓か睡液腺の異常があることを示しています。

4.アルカリホスファターゼは、生体内エネルギー源のリン酸化合物を分解する酵素で、肝臓や胆道に異常があるのかを診断します。

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