問題
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切除後にダンピング症候群をきたすのはどれか。
1 .
食道
2 .
胃
3 .
小腸
4 .
大腸
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問69 )
ダンピング症候群は、
消化されていない食物が、
急に腸に流れ込んでいくためにおこり、
動悸や発汗、めまいなどの症状がみられます。
食道の切除後には、
縫合不全や肺炎、嗄声などがみられることがあります。
ダンピング症候群は、
胃切除や再建術後にみられますので、
これが正解であると考えられます。
小腸切除後は、
消化吸収に障害が出ることがありますが、
残った小腸の機能は徐々に高まり、
順応しようと変化していきます。
大腸切除後は、
切除部位にも左右されますが、
排泄障害などがみられる場合があります。
ダンピング症候群は、
食後すぐにみられる早期ダンピング症候群と、
食後2〜3時間にみられる後期ダンピング症候群があります。
ダンピング症候群とは食物が急速に腸へ流れ込むことで、
動悸やめまい、冷汗、全身倦怠感などが生じることです。
1.食道切除後にダンピング症候群は出現しません。
2.胃の切除後にダンピング症候群が生じます。
3.小腸の切除後にダンピング症候群は出現しません。
4.大腸の切除後にダンピング症候群は出現しません。
よって、2が正解となります。