あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問72

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問72 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。

「60歳の女件。主訴は黄疸。発熱と腹痛は認めない。貧血と間接ビリルビンの上昇が認められ、腹部超音波検査では脾腫と胆石を認めた。」

黄疸の診察部位として正しいのはどれか。
  • 眼瞼結膜
  • 眼球結膜
  • 口腔粘膜

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この過去問の解説 (3件)

01

ビリルビンは、赤血球に含まれている色素です。

赤血球が壊れると、血液中ではアルブミンと結合し、

間接ビリルビンとして肝臓に運ばれます。

肝臓で直接ビリルビンとなり、

胆汁の成分のひとつとなります。

選択肢1. 眼瞼結膜

眼瞼結膜は、眼瞼の内側の部分で、

貧血が疑われる際に診察する部位のひとつです。

選択肢2. 眼球結膜

眼球結膜は、結膜のうち、白目の部分で、

黄疸の際には黄色く見えるようになるため、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 口腔粘膜

口腔粘膜は、口腔内の内側の部分にある粘膜で、

脱水が疑われる際などに診察することがあります。

選択肢4. 舌

東洋医学では、舌診として、舌の状態を観察します。

まとめ

黄疸の症状には、皮膚の黄染やかゆみなどがあります。

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02

黄疸は肝臓の機能低下により出現します。

黄疸はビリルビンが血液中に増えることで生じます。

皮膚や目(眼球結膜)が黄色く変化します。

よって、2が正解となります。

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03

黄疸は、赤血球の破壊によりビリルビンが多くなることで現れます。ビリルビンの代謝機関である肝臓の処理能力を上回ることによって発生し、皮膚や白目が黄色くなります。

よって2の眼球結膜が正答です。

1の眼瞼結膜は、まぶたの裏側のことです。

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