あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問71
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「22歳の男性。腹痛と体重減少を上訴に来院。5、6年前より時々腹痛がみられていた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」
最も考えられる疾患はどれか。
「22歳の男性。腹痛と体重減少を上訴に来院。5、6年前より時々腹痛がみられていた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」
最も考えられる疾患はどれか。
- 逆流性食道炎
- 胃癌
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
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この過去問の解説 (3件)
01
4の十二指腸潰瘍は食前・空腹時に症状が現れ、食事により軽減するので、4が正答です。
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02
症例の男性は、
食事摂取により改善する空腹時の腹痛があり、
体重減少もみられています。
逆流性食道炎は、
胃の内容物が食道に流れ込んで生じる食道の炎症で、
食後の心窩部痛や、胸焼けなどの症状がみられます。
胃癌は、
胃の内側を覆う粘膜の癌化によって生じます。
胃潰瘍と症状が類似し、
心窩部痛や不快感などがみられます。
食欲不振を伴うこともあるため、
体重が減少する場合もあります。
早期の場合は、症状がみられないこともあります。
胃潰瘍は、ヘリコバクターピロリ菌の影響や、
胃酸の分泌と、胃粘膜の防御機能のバランスが
崩れることにより、潰瘍ができる疾患です。
食事中から食後にかけて生じる
心窩部痛が特徴的です。
食欲不振を伴うと、
体重が低下することがあります。
十二指腸潰瘍は、
ヘリコバクターピロリ菌の影響などにより、
十二指腸に潰瘍がみられる疾患です。
空腹時にみられ、食事後に軽快する
心窩部痛が特徴ですので、
これが正解であると考えられます。
なお、食欲不振に伴い、
体重減少がみられる場合もあります。
潰瘍による腹痛は、
消化液が作用して痛みを生じるとされています。
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03
1.逆流性食道炎は胸やけや酸っぱいものが上がってくる、
食後の胸、みぞおちの痛みの出現といった症状が見られます。
2.胃がんは進行すると胃の痛みや不快感、食欲低下、嘔吐、黒色便などの症状がみられます。
3.胃潰瘍は食事を終えて少し時間が経過すると、
みぞおちに痛みが出現します。
4.十二指腸潰瘍は夜間や空腹時に痛みが出現し、
食事摂取によって痛みが軽減するという特徴があります。
よって、4が正解となります。
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