あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問2
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
アトピー性皮膚炎について正しいのはどれか。
- 抗核抗体が陽性であることが多い。
- 気管支喘息を合併することが多い。
- 血清IgGが高値であることが多い。
- 主にII型アレルギーが関与している。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.抗核抗体は膠原病の検査で使われるので誤答です。
2.気管支喘息はIgEが高値で発症しやすいので正答です。
4.II型アレルギーは、IgGやIgM抗体反応で起こります。
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02
アトピー性皮膚炎は、
皮膚のバリアー機能の低下などの影響で、
皮膚に炎症をおこしやすくなっており、
湿疹や痒みを慢性的に繰り返す疾患です。
抗核抗体は、
自分の細胞の核の成分と結合する抗体のことです。
膠原病では、陽性であることが多いとされていますが、
肝疾患や甲状腺疾患でも陽性になることがあります。
アトピー性皮膚炎では、
特異的にIgE抗体を産生しやすく、
気管支喘息を合併することが多いため、
これが正解であると考えられます。
アトピー性皮膚炎では、
特異的にIgE抗体を産生しやすいため、
血清IgE値が高値であることが多くなります。
IgGは、血液中の免疫グロブリンのうち、
約80%を占めていますが、
自己免疫疾患や膠原病などの際には、
高値になるとされています。
アトピー性皮膚炎は、IgE抗体が関与しており、
主にⅠ型アレルギーが関与しているといえます。
II型アレルギーは、
IgG抗体やIgM抗体の働きによるものです。
アトピー性皮膚炎では、
家族歴があるなどの特徴を持った、
アトピー素因を持ち合わせていることがあります。
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03
1.抗核抗体検査は膠原病が疑われた際に行うスクリーニング検査として利用されます。
2.気管支喘息は気管支が狭くなってしまい、呼吸が苦しくなる状態です。
アトピー性皮膚炎に合併することは少ないです。
3.アトピー性皮膚炎では血清IgGが高値であることが多いです。
4.アトピー性皮膚炎はⅣ型アレルギーが関与しています。
よって、3が正解となります。
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