あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問3
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
クッシング病について正しいのはどれか。
- 低血圧となることが多い。
- 下垂体腫瘍によって起きる。
- コルチゾールの減少をきたす。
- るいそうを呈することが多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
クッシング病は、下垂体に原因があり、
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を過剰に分泌するために
生じる病気です。
ACTHが過剰に分泌されると、
コルチゾールが過剰に分泌されるようになります。
コルチゾールには、
代謝の促進や炎症を抑えるなどの働きがあり、
血圧は高血圧になることが多いです。
下垂体腫瘍は、
下垂体に原因がある疾患ですので、
これが正解であると考えられます。
クッシング病では、ACTHが過剰に分泌され、
コルチゾールが増加します。
コルチゾールの過剰分泌により、
体重増加などの症状がみられます。
クッシング病は、クッシング症候群のうち、
およそ70%を占めるといわれています。
クッシング症候群は、
副腎で分泌されるコルチゾールの作用が
過剰となることが原因で生じます。
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02
クッシング病とは副腎から分泌されるコルチゾールの作用が過剰になることで、
満月様顔貌や中心性肥満、筋力低下などの特徴がみられる病気です。
また、高血圧や骨粗鬆症、うつ病などの症状も見られることがあります。
1.クッシング病では高血圧の症状が見られます。
2.下垂体腫瘍では副腎からのホルモン分泌が過剰になるため、
クッシング病と一致します。
3.クッシング病ではコルチゾールが過剰になります。
4.クッシング病では中心性肥満となり、るい痩(痩せる)症状は呈しません。
よって、2が正解となります。
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03
選択肢1と3は上記のクッシング病の特徴と合わないので誤答です。
選択肢4の「るいそう」は痩せのことで、脂肪組織が異常に減少している状態です。中心性肥満を呈するクッシング病の症状として誤答です。
選択肢2の下垂体腫瘍は、副腎皮質刺激ホルモンの異常が起こり、副腎皮質のホルモンが過剰に分泌されるので正答です。
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