あん摩マッサージ指圧師 過去問
第26回(2018年)
問82 (午後 問7)
問題文
第6頸髄節残存の頸髄損傷患者で可能な動作はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 問82(午後 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
第6頸髄節残存の頸髄損傷患者で可能な動作はどれか。
- 車椅子への側方移乗
- ノブ付き車椅子駆動
- 両長下肢装具での歩行
- 肘伸展によるプッシュアップ
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この過去問の解説 (3件)
01
脊髄は、頸髄、胸髄、腰髄、仙髄に分けられ、
残存する髄節によって、
運動麻痺や感覚障害の部位が異なってきます。
車椅子への側方移乗は、
第7頸髄節が残存しており、
肘の伸展筋力が十分に有効である場合可能です。
ノブ付き車椅子は、
握る動作が難しい場合でも駆動できるよう、
ハンドリムにノブがついたものです。
C6頸髄節が残存している場合、
肩や肘を曲げ、手首を背屈できるため、
ノブ付き車椅子の駆動が可能であり、
これが正解であると考えられます。
両長下肢装具での歩行は、
第12胸髄節が残存している場合で、
松葉杖も必要です。
肘伸展によるプッシュアップは、
第7頸髄節が残存しており、
肘の伸展筋力が十分に有効である場合可能です。
頸髄に関連した筋と神経について振り返っておきましょう。
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02
1.車椅子への側方移乗は、肘の伸展動作が重力によるものなので、プッシュアップできないので誤答です。同じ理由で4の肘伸展によるプッシュアップも誤答です。
2.ノブ付き車椅子駆動は、手首の運動が可能なことから、ノブをもって車椅子を操作することが可能ですので正答です。
3.第6頸髄節残存の頸髄損傷患者は下半身が不随なので、歩行は不能です。よって誤答です。
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03
第6頚髄節残存の場合、肘の屈曲と手首の背屈が可能なレベルとなります。
1.車椅子への側方移乗は肘関節伸展筋の活動が求められます。
2.ノブ付き車椅子駆動は肘の屈曲と手首の背屈で可能となります。
3.両下肢装具での歩行は第6頚髄節残存の場合は困難となります。
4.肘伸展によるプッシュアップは第6頚髄節残存では困難となります。
よって、2が正解となります。
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