あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問12
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
回復期リハビリテーションで主に作業療法士が行う項目はどれか。
- 摂食嚥下訓練
- 実用的移動手段獲得
- 床上動作訓練
- 拘束運動療法( CI療法 )
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この過去問の解説 (3件)
01
回復期リハビリテーションは、
急性期を経て、身体機能の回復とともに、
日常生活上必要な動作の改善を目指して実施されます。
摂食嚥下訓練は、
飲食に関連した筋肉へのアプローチとして行われ、
急性期からも実施されるものです。
言語療法士などが実施します。
実用的移動手段獲得は、
退院後の生活で使用可能な
移動手段を身につけることであり、
おもに理学療法士が回復期に関わります。
床上動作訓練は、
寝返りや起き上がり動作の訓練であり、
急性期から実施されるものです。
理学療法士などが行います。
拘束運動療法( CI療法 )は、
主に脳卒中片麻痺患者に対して行われ、
麻痺側の使用頻度を増やすことにより、
機能的改善を試みる運動療法です。
回復期のリハビリテーションとして、
主に作業療法士が行いますので、
これが正解であると考えられます。
作業療法士は、
身体又は精神に障害のある者に対し、
主としてその応用的動作能力又は
社会的適応能力の回復を図るため、
手芸、工作その他の作業を行なわせることを
業とするものです。
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02
1.摂食嚥下訓練は主に言語療法士が行います。
2.実用的移動手段獲得は主に理学療法士が行います。
3.床上動作訓練は主に理学療法士が行います。
4.拘束運動療法(CI療法)とは、非麻痺側上肢をスリングなどで制限して、
患側の運動を誘導しようとする治療法であり、主に作業療法士が行います。
よって、4が正解となります。
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03
1.摂食嚥下訓練は、食べ物を飲み込む動作の訓練です。在宅復帰を目指した訓練としては早すぎるので誤答です。
2.実用的移動手段獲得は、回復期リハビリテーションに入る際の評価として必要ですので誤答です。
3.床上動作訓練、移動訓練や他の作業療法などを行う前の訓練ですので誤答です。
4.拘束運動療法( CI療法 )は、健側を拘束し患側を動かせないといけない状況下において作業を行うことにより機能回復を目指す方法です。ある程度の作業療法ができた上で、日常生活動作の向上を目指すものとして回復期リハビリテーションに行うので正答です。
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