あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問14

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

脳卒中患者で積極的なリハビリテーションを行わないのはどれか。
  • 労作時に狭心発作がみられる場合
  • 安静時拡張期血圧が110mmHgの場合
  • 下肢の浮腫がみられる場合
  • 安静時脈拍が50回/分の場合

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この過去問の解説 (3件)

01

1.労作時に狭心発作がみられる場合は、リハビリや訓練を行うたびに発作を起こす可能性が高いので、積極的に行うと重症化する可能性があります。

2.安静時拡張期血圧が110mmHgの場合、一般的に高血圧とされますが、安静時拡張期血圧が120mmHgが危険値とされるので、リハビリテーションを行っていきます。

3.下肢の浮腫は、脳卒中患者にはよく診られる症状なので、リハビリテーションを行っていきます。

4 .安静時脈拍が50回/分の場合は、正常より若干少ない程度ですのでリハビリテーションを行っていきます。

よって1が正答です。

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02

脳卒中は、脳の血流に異常が生じ、

脳細胞が壊死することによって生じる疾患の総称です。

選択肢1. 労作時に狭心発作がみられる場合

労作時に狭心発作がみられる場合、

積極的なリハビリテーションは控えますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 安静時拡張期血圧が110mmHgの場合

積極的なリハビリテーションを控えるのは、

安静時拡張期血圧が120mmH以上の場合です。

選択肢3. 下肢の浮腫がみられる場合

脳卒中後、下肢の浮腫がみられる場合がありますが、

リハビリテーションの実施により

軽減することができる場合もあります。

選択肢4. 安静時脈拍が50回/分の場合

安静時脈拍が120回/分以上の場合、

積極的なリハビリテーションを控えます。

まとめ

運動の実施基準として使用される、

土肥・アンダーソンの運動基準では、

脈拍や血圧、胸部症状などの項目が挙げられています。

参考になった数0

03

積極的なリハビリテーションを実施しない場合は以下のようなことが挙げられます。

・安静時脈拍40/分以下または120/分以上

・安静時収縮期血圧70mmHg以下または200mmHg以上

・安静時拡張期血圧120mmHg以上

・労作性狭心症の方

・心房細動のある方で著しい徐脈または頻脈がある場合

・心筋梗塞発症直後で循環動態が不良な場合

・著しい不整脈がある場合

・安静時胸痛がある場合

・リハビリ前にすでに息切れ、動悸、胸痛のある場合

・座位でめまい、冷汗、嘔気などがある場合

・安静時体温38度以上

・安静時酸素飽和度90%以下

よって、1が正解となります。

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