あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問24

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

脾の運化作用の失調による症状で最も適切なのはどれか。
  • 胃下垂
  • 月経過多
  • 軟便
  • 皮下出血

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この過去問の解説 (3件)

01

脾の運化作用とは、摂取した飲食物を消化し、

精微物質や津液の循環と代謝を行うはたらきです。

選択肢1. 胃下垂

胃下垂は、

胃が本来ある位置よりも下がった位置にある状態です。

臓器などがあるべき場所に収まるように働いている作用は、

固摂作用です。

選択肢2. 月経過多

月経過多は、

脾の統血作用が減退することにより生じます。

選択肢3. 軟便

軟便は、脾の運化作用が失調すると

生じる症状のひとつですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 皮下出血

皮下出血は、

脾の統血作用が減退することにより生じます。

まとめ

脾の主なはたらきは、

運化を主る、昇清を主る、統血を主ることです。

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02

1.胃下垂は昇清が働かないと生じます。

2.月経過多は統血が働かないと生じます。

3.軟便は運化が働かないと生じます。

4.皮下出血は統血が働かないと生じます。

よって、3が正解となります。

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03

脾の運化作用は2つあり、運化水穀と運化水液があります。

運化水穀が、栄養素を人体に必要なものの気・血・津液に作り変える作用です。

運化水液が、運化水穀によって作られた津液の吸収と運搬を行います。

1.胃下垂は脾主昇清の低下により起こります。

2.月経過多は脾主統血の低下により起こります。

3.軟便は運化作用と脾主昇清の低下により起こります。

4.皮下出血は脾主統血の低下によって起こります。

よって選択肢3が正答です。

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