あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問34

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

足の経脈と絡穴が存在する筋の組合せで正しいのはどれか。
  • 足の陽明経 ----- 長腓骨筋
  • 足の厥陰経 ----- 前脛骨筋
  • 足の太陰経 ----- 後脛骨筋
  • 足の太陽経 ----- 腓腹筋

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この過去問の解説 (3件)

01

絡穴とは、慢性症状の反応点、診断点、治療点とされています。

選択肢1. 足の陽明経 ----- 長腓骨筋

足の陽明胃経の絡穴は、豊隆です。

豊隆の部位は、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸です。

解剖学的には、前脛骨筋、長指伸筋です。

長腓骨筋上にはありません。

選択肢2. 足の厥陰経 ----- 前脛骨筋

足の厥陰肝経の絡穴は、蠡溝です。

蠡溝の部位は、脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸です。

解剖学的には、皮枝が伏在神経です。

前脛骨筋上にはありません。

選択肢3. 足の太陰経 ----- 後脛骨筋

足の太陰脾経の絡穴は、公孫です。

公孫の部位は、第1中足骨底内側の遠位陥凹部、赤白肉際です。

解剖学的には、母指外転筋、短母指屈筋です。

脛骨筋上にはありません。

選択肢4. 足の太陽経 ----- 腓腹筋

足の太陽膀胱経の絡穴は、飛揚です。

飛揚の部位は、腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱の間、崑崙の上方7寸です。

解剖学的には、腓腹筋、ヒラメ筋です。

正解の選択肢です。

まとめ

経穴を覚える際に、筋肉の部位と作用も併せて覚えておくと良いでしょう。

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02

正解は足の太陽経 ----- 腓腹筋です。

選択肢1. 足の陽明経 ----- 長腓骨筋

×

足の陽明経の絡穴は、豊隆です。

外果の上8寸、

条口穴の外方に一筋へだてた陥凹部に取り、

前腓骨筋の外縁に位置します。

長腓骨筋ではありません。

選択肢2. 足の厥陰経 ----- 前脛骨筋

×

足の厥陰経の絡穴は、蠡溝です。

内果の上5寸、脛骨内側上の陥凹部に取ります。

蠡溝は脛骨に沿った部分に位置し、

前脛骨筋上ではありません。

選択肢3. 足の太陰経 ----- 後脛骨筋

×

足の太陰経の絡穴は、公孫です。

第1中足骨底の内側前縁に取ります。

第1中足底骨は、前脛骨筋や長腓骨筋などの停止部となります。

後脛骨筋上ではありません。

選択肢4. 足の太陽経 ----- 腓腹筋

足の太陽経の絡穴は、飛揚す。

崑崙穴の上7寸、腓腹筋下垂部の外縁、

腓腹筋とヒラメ筋との間に取りますので、

この組み合わせが正解となります。

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03

正解は4です。

1 . 足の陽明胃経の絡穴は、豊隆です。
豊隆は、外果の上8寸、条口穴の外方に一筋へだてた陥凹部に取ります。
筋肉は、前脛骨筋と長指伸筋です。

2 . 足の厥陰肝経の絡穴は、蠡溝です。
蠡溝は、内果の上7寸、脛骨内側面上の陥凹部に取ります。
蠡溝は、筋肉上にはありません。

3 . 足の太陰脾経の絡穴は、公孫です。
公孫は、太白穴の後1寸に取ります。
筋肉は、母指外転筋と前脛骨筋腱です。

4 . 足の太陽膀胱経の絡穴は、飛揚です。
飛揚は、崑崙穴の上7寸、腓腹筋下垂部の外縁、腓腹筋とヒラメ筋との間に取ります。よって正解です。

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