あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問37

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

四診法で聖技に属するのはどれか。
  • 糞便の臭いを尋ねる。
  • 咳嗽の音を聴く。
  • 舌苔の色を視る。
  • 経脈上の皮膚の膨隆を触れる。

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この過去問の解説 (3件)

01

四診法とは、望診(神技)、聞診(聖技)、問診(工技)、切診(巧技)の4つの診断方法です。

選択肢1. 糞便の臭いを尋ねる。

糞便の臭いを尋ねる。

これは質問を通じて病態を診察する方法なので、聞診(工技)です。

選択肢2. 咳嗽の音を聴く。

咳嗽の音を聴く。

これは聴覚を通じて病態を診察する方法なので、聞診(聖技)です。

選択肢3. 舌苔の色を視る。

舌苔の色を視る。

これは視覚を通じて病態を診察する方法なので、望診(神技)です。

選択肢4. 経脈上の皮膚の膨隆を触れる。

経脈上の皮膚の膨隆を触れる。

これは触覚を通じて病態を診察する方法なので、切診(巧技)です。

まとめ

四診法は弁証論治の根拠となります。

文字で覚えるより、実際に行って身につけると覚えやすいでしょう。

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02

正解は咳嗽の音を聴く。です。

四診法とは、

望診(神技)、聞診(聖技)、問診(工技)、切診(巧技)の

4つの診断方法をいいます。

選択肢1. 糞便の臭いを尋ねる。

×

「糞便の臭いを尋ねる」ことは、

患者への質問にあたります。

その答えにより自覚症状を捉えることを目的としており、

これを問診(工技)といいます。

選択肢2. 咳嗽の音を聴く。

「咳嗽の音を聞く」ことは、

咳嗽が湿性なのか乾性なのかなど、

聞こえた状態を把握することを目的としており、

これを聞診(聖診)といいます。

選択肢3. 舌苔の色を視る。

×

「舌苔の色を視る」ことは、

目で見て観察し状態を把握することを目的としており、

望診(神技)といいます。

選択肢4. 経脈上の皮膚の膨隆を触れる。

×

「経脈上の皮膚の膨隆を触れる」ことは、

直接手で触れて状態を把握することを目的としており、

切診(巧技)といいます。

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03

正解は2です。

東洋医学では、診断の種類をまとめて四診法(四知の術)と呼びます。
四診法は、望診(神技)、聞診(聖技)、問診(工技)、切診(巧技)があります。
・望診(神技)----視覚を通して病態を診察する方法です。
・聞診(聖技)----聴覚・嗅覚を通して病態を診察する方法です。
・問診(工技)----問いかけと応答により病態を診察する方法です。
・切診(巧技)----指頭・指腹および手掌の触覚を通して病態を診察する方法です。

1 .「 糞便の臭いを尋ねる。」は、問診(工技)になります。

2 . 「咳嗽の音を聴く。」は、聞診(聖技)になります。よって正解です。

3 . 「舌苔の色を視る。」は、望診(神技)になります。

4 . 「経脈上の皮膚の膨隆を触れる。」は、切診(巧技)になります。

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