あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問45
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
骨折の治癒促進を目的に行う物理療法で、ゲルを塗布し治療導子を患部に密着させながら、ゆっくり移動する治療法はどれか。
- 極超短波療法
- 超音波療法
- 低周波電気療法
- 静電気療法
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この過去問の解説 (3件)
01
接骨院では物理療法機器が置いてあるのが一般的なので、見たことがある方には想像しやすいでしょう。
見たことがない方はこの問題を機会に、特徴を覚えておきましょう。
なお、ゲルは別名ジェルということもあります。
極超短波療法の特徴は、深部到達度が高いです。
超音波療法の特徴は、骨折の治癒促進に用いられます。
よって正解となります。
低周波電気療法の特徴は、筋緊張の緩和、鎮痛です。
静電気療法は、江戸時代に平賀源内が復元したとされています。
正しく用いれば治癒促進になりますが、超音波療法は眼球や睾丸に当てるのは禁忌です。
目を離した隙に患者様や患者様のお子様が触ってしまうこともあり得ます。
実習の場で扱うこともあると思いますが、使い方を間違えると大変危険であることも覚えておいてください。
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02
正解は超音波療法です。
物理療法とは、熱や光などの物理的な刺激により、
ケガの治癒を促進したり、痛みを緩和したりする方法です。
×
極超短波療法は、肉眼では見えにくい光が深部組織まで届き、
血行を改善し筋肉の緊張を和らげたり、疼痛を緩和したりします。
○
超音波療法は、その振動により炎症を起こしている組織の治癒を促進させます。
使用にあたっては、患部に超音波が届きやすくなるよう、
ゲルを塗布してから治療導子を密着させます。
×
低周波電気療法では、
微弱な電流にが筋肉にマッサージ効果をもたらし、
痛みの緩和や血行促進を図ります。
×
静電気治療法は、静電気を患者に通電させることにより治療を行うもので、
麻痺の治療などに用いられていました。
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03
1 . 極超短波療法は、光線のように指向性をもったアンテナから照射する方式をとっている電気熱療法のことです。
関節リウマチ、変形性関節症などに用います。
2 . 骨折の治癒促進を目的に行う物理療法は、超音波骨折治療法といいます。
よって正解です。
3 . 低周波電気療法は、周波数1/1000秒以下のもので電圧は数10V、電流は30mAが使用されます。
主として脳卒中後の片麻痺などに用いられます。
4 . 静電気療法は、電位治療法のことです。
骨折の治癒促進目的では、使用しません。
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