あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問44
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者の病証に対する治療穴として最も適切なのはどれか。
「25歳の女性。主訴は食欲不振。胃下垂気味で、雨降り前になると食欲低下、胃もたれが生じ気分がすぐれなくなる。また立ちくらみを起こしやすい。」
「25歳の女性。主訴は食欲不振。胃下垂気味で、雨降り前になると食欲低下、胃もたれが生じ気分がすぐれなくなる。また立ちくらみを起こしやすい。」
- 内関
- 外関
- 陽陵泉
- 陰陵泉
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この過去問の解説 (3件)
01
食欲不振から脾の機能低下と判断します。
胃も考えられますが、脾と胃は表裏関係ですので、
まずは脾経と胃経の経穴を導き出しましょう。
内関は、手厥陰心包経です。
外関は、手少陽三焦経の経穴です。
陽陵泉は、足少陽胆経の経穴です。
陰陵泉は、足太陰脾経の経穴です。
問題文では脾または胃を問われているので、これが正解となります。
脾の虚証の場合、多くは胃の機能失調も伴います。
もし胃が正解になるとしたら、受納、腐熟、降濁等に相当するキーワードが出るので覚えておきましょう。
なお、脾の治療をする場合に表裏関係である胃の経穴を用いることもあり得ます。
しかし、国家試験の選択肢では、明確な回答を選ばせるように作られているはずです。
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02
正解は陰陵泉です。
胃下垂気味で雨天前に食欲低下と胃もたれ、
気分がすぐれなくなり、立ちくらみを起こしやすいことから、
脾の機能が低下していることが考えられます。
×
内関は、手の厥陰心包経の経穴で、胃痛や心疾患などに用いられます。
×
外関は、手の少陽三焦経の経穴で、耳鳴りや頭痛などに用いられます。
×
陽陵泉は、足の少陽胆経の経穴で、胃酸過多や腰痛などに用いられます。
○
陰陵泉は、足の太陰脾経の経穴です。
脾の治療穴として適切であると考えられます。
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03
設問の症状から脾に関係する病証が考えられます。
(脾の昇清作用がうまく行なえないと内臓下垂などが起こります。
脾は、湿邪に感応しやすいです)
1 . 内関は、手の厥陰心包経の経穴です。
2 . 外関は、手の少陽三焦経の経穴です。
3 . 陽陵泉は、足の少陽胆経の経穴です。
4 . 陰陵泉は、足の太陰脾経の経穴です。よって正解です。
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