あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問43
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
グラスピングサイン陽性の患者で罹患筋を対象に経脈流注を考慮して施術を行う場合、適切な経脈はどれか。
- 足の太陰経
- 足の少陰経
- 足の太陽経
- 足の少陽経
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この過去問の解説 (3件)
01
グラスピングサインとは、腸脛靭帯炎(ランナー膝)の鑑別検査です。
腸脛靭帯の部位に相当する経脈が問われている問題です。
足の太陰経の経脈の流注は、下腿内側〜前~大腿前内側です。
足の少陰経の経脈の流注は、下腿後内側〜膝窩内側~大腿後内側です。
足の太陽経の経脈の流注は、大腿後外側〜下腿後外側~外果後方です。
足の少陽経の経脈の流注は、大腿外側〜膝外側~腓骨の前を通って腓骨下端です。
腸脛靭帯の部位に相当するため、正解となります。
腸脛靭帯に相当する経穴は、足少陽胆経の風市、中瀆、膝陽関です。
部位で問われる可能性もあるので、覚えていない方は確認しておきましょう。
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02
正解は足の少陽経です。
グラスピングサインは、腸脛靭帯炎の際に陽性になります。
膝を90度曲げ、大腿の外側、膝の2、3cm上を押さえ、
そのまま膝を伸ばしていく途中に痛みが生じた場合陽性と判断します。
×
足の太陰経の流注は、大腿前面〜内側です。
×
足の少陰経の流注は、大腿内側〜下腿内側です。
×
足の太陽経の流注は、大腿後面〜下腿後面です。
○
足の少陽経の流注は、大腿外側〜下腿外側です。
腸脛靭帯の位置と一致していますので、
施術に適切な経脈であると考えられます。
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03
グラスピングサインとは、腸脛靭帯炎(ランナー膝)を調べる検査です。
患者の罹患筋は、腸脛靭帯となります。
1 . 足の太陰脾経の流注は、大腿前面です。
2 . 足の少陰腎経の流注は、大腿内側です。
3 . 足の太陽膀胱経の流注は、大腿後面です。
4 . 足の少陽胆経の流注は、大腿外側です。
腸脛靭帯は、大腿外側面にあるため正解となります。
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