あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問42
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者の病証に対する治療穴として最も適切なのはどれか。
「38歳の女性。主訴は頭痛。仕事が忙しくなりイライラしてくると頭頂部の痛みが生じる。ひどくなると顔面が紅潮し、口の中が苦くなる。舌質は紅、脈は弦有力。」
「38歳の女性。主訴は頭痛。仕事が忙しくなりイライラしてくると頭頂部の痛みが生じる。ひどくなると顔面が紅潮し、口の中が苦くなる。舌質は紅、脈は弦有力。」
- 陽池
- 衝陽
- 京骨
- 太衝
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は太衝です。
イライラすると生じる頭頂部の痛み、顔面紅潮、口の中の苦み、
舌質は紅、脈は弦有力であることから、
問題文の女性患者の病床は、肝火上炎であることが考えられます。
×
陽池は、手の少陽三焦経に属し、
目の疾患や耳鳴りなどに用いられます。
×
衝陽は、足の陽明胃経に属し、
片麻痺や歯痛などに用いられます。
×
京骨は、足の太陽膀胱経に属し、
頭痛や腰痛などに用いられます。
○
太衝は、足の厥陰肝経に属し、
事例のような病証に対して用いられます。
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02
設問の症状から『肝火上炎』が考えられます。
陽池は、手の少陽三焦経の経穴です。
衝陽は、足の陽明胃経の経穴です。
京骨は、足の太陽膀胱経の経穴です。
太衝は、足の厥陰肝経の経穴です。よって太衝が治療穴となります。
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03
顔面が紅潮し、口の中が苦くなる・・・肝、胆
舌質は紅・・・熱証
脈は弦・・・肝胆病、痛症、痰飲
有力・・・実証
以上を踏まえたうえで、主訴は頭痛から、肝火上炎を導き出します。
肝経の経穴が正解となります。
陽池は、手少陽三焦経です。
衝陽は、足陽明胃経です。
京骨は、足太陽膀胱経です。
太衝は、足厥陰肝経です。
よって、太衝が解答となります。
文章から肝経が正解となることが読み取れれば十分ですが、
肝火上炎まで読み取れるとなお良いです。
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