あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問51
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問51 (訂正依頼・報告はこちら)
スポーツ障害と局所施術の対象となる筋の組合せで正しいのはどれか。
- テニス肘 ------------------- 短橈側手根伸筋
- ジャンパー膝 --------------- 大腿筋膜張筋
- シンスプリント ------------- 腓腹筋
- フリクションシンドローム --- 前脛骨筋
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この過去問の解説 (3件)
01
どこの部位を問われているかが解答の根拠となります。
テニス肘は、上腕骨外側上顆炎を指します。
前腕伸筋群の起始部が外側上顆になります。
短橈側手根伸筋は前腕伸筋群に該当するので、これが正解となります。
ジャンパー膝は、膝蓋腱炎を指します。
大腿四頭筋が施術の対象となる筋になるでしょう。
シンスプリント は脛骨骨膜の付着部炎を指します。
前・後脛骨筋が施術対象となりますが、腓腹筋とは部位が異なります。
フリクションシンドロームは腸脛靭帯炎、ランナー膝を指します。
腸脛靭帯が施術対象の筋となります。
該当する筋肉上の経穴が問われることもありますので、一緒に覚えると良いでしょう。
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02
正解はテニス肘 ----- 短橈側手根伸筋です。
○
テニス肘は、上腕骨外側上顆炎のことです。
短橈側手根伸筋の起始部が、
肘外側で障害されて生じるとされています。
×
ジャンパー膝は、膝蓋腱炎のことです。
膝蓋腱や大腿四頭筋腱の炎症により生じます。
大腿筋膜張筋は、
大腿骨外側上顆、脛骨外側顆、腓骨頭に付着しています。
×
シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎のことです。
足関節底屈筋の付着部である、
脛骨の下3分の1あたりに痛みを生じます。
腓腹筋は大腿骨の上顆、踵骨に付着しています。
×
フリクションシンドロームは、腸脛靭帯炎のことです。
腸脛靭帯は腸骨と脛骨に付着しており、
膝の外側上部に痛みを生じます。
前腓骨筋は、脛骨外側上部3分の2、
下腿骨間膜上方3分の2全面、下腿筋膜を起始としています。
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03
1 . テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、テニスをする人にしばしばみられ、前腕の伸筋群が肘外側の骨性隆起に付着する部位での炎症のことです。
施術の対象となるのは、短橈側手根伸筋です。よって正解です。
2 . ジャンパー膝は、膝蓋靭帯炎とも呼ばれますが、繰り返し行われるジャンプ動作によって生じる膝関節伸展に関与する筋肉と靭帯の使い過ぎによる障害です。
施術の対象となるのは、大腿四頭筋と膝蓋靭帯です。
3 . シンスプリント(過労性脛部痛)は、下腿の使い過ぎによる損傷のことで、施術の対象となるのは、後脛骨筋です。
4 . フリクションシンドローム(腸脛靭帯炎) は、長距離走をする人にしばしばみられ、ランナー膝とも呼ばれます。
施術の対象となるのは、腸脛靭帯です。
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