あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問53

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

スポーツ障害による下肢痛に対する施術において、治療対象となる筋・靱帯と経穴の組合せで正しいのはどれか。
  • 腸脛靱帯 ------- 梁丘
  • 膝蓋靱帯 ------- 殷門
  • 大腿二頭筋 ----- 光明
  • 後脛骨筋 ------- 三陰交

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この過去問の解説 (3件)

01

経穴がどの筋肉上にあるのかが問われています。

靭帯は筋の停止部にもなり得るので、筋肉の起始停止も正確に覚えておきましょう。

選択肢1. 腸脛靱帯 ------- 梁丘

腸脛靱帯の治療対象は、腸脛靭帯上なので、風市、中瀆、膝陽関が該当します。

選択肢2. 膝蓋靱帯 ------- 殷門

膝蓋靱帯の治療対象は、大腿四頭筋上の経穴、犢鼻、梁丘、血海等が該当します。

選択肢3. 大腿二頭筋 ----- 光明

大腿二頭筋の治療対象は、大腿二頭筋上の経穴、承扶、殷門等が該当します。

選択肢4. 後脛骨筋 ------- 三陰交

後脛骨筋の治療対象は、後脛骨筋上の経穴なので、三陰交等が該当します。

よって正解となります。

まとめ

経絡の部位で概ね筋肉も特定できます。

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02

正解は後脛骨筋 ------- 三陰交です。

選択肢1. 腸脛靱帯 ------- 梁丘

×

腸脛靱帯炎の際に用いられる経穴は、

膝陽関、陽陵泉、風市などです。

梁丘は、膝の痛みなどに用いられます。

選択肢2. 膝蓋靱帯 ------- 殷門

×

膝蓋靱帯炎の際に用いられる経穴は、

犢鼻、血海、梁丘などです。

殷門は、坐骨神経痛などに用いられます。

選択肢3. 大腿二頭筋 ----- 光明

×

大腿二頭筋の痛みに対して用いられる経穴は、

承扶 殷門などです。

光明は、膝痛や目の諸疾患に用いられます。

選択肢4. 後脛骨筋 ------- 三陰交

後脛骨筋 脛骨疲労性骨膜炎では、

三陰交が用いられます。

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03

正解は4です。

1 . 腸脛靱帯が治療対象となるスポーツ障害は、ランナー膝です。
治療対象となる経穴は、風市、中瀆、膝陽関です。

2 . 膝蓋靱帯が治療対象となるスポーツ障害は、ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)です。
治療対象となる経穴は、犢鼻、内・外膝眼です。

3 . 大腿二頭筋が治療対象となるスポーツ障害は、肉離れです。
治療対象となる経穴は、殷門です。

4 . 後脛骨筋が治療対象となるスポーツ障害は、シンスプリントです。
治療対象となる経穴は、三陰交です。よって正解です。

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