あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午後 問58
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午後 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「58歳の男性。3か月前に右頸肩部痛を自覚した。2か月前から前腕橈側、母指にかけて痛むようになった。近医にて頸椎症性神経根症と診断された。」
本症例に行った身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。
「58歳の男性。3か月前に右頸肩部痛を自覚した。2か月前から前腕橈側、母指にかけて痛むようになった。近医にて頸椎症性神経根症と診断された。」
本症例に行った身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。
- 母指対立筋の筋力低下
- 上腕外側の触覚鈍麻
- 腕橈骨筋反射減弱
- ホフマン反射陽性
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この過去問の解説 (3件)
01
前腕橈側、母指にかけて痛むことから、障害部位はC6と推測できます。
母指対立筋の筋力低下から障害部位は、C8と推測できます。
上腕外側の触覚鈍麻であれば、障害部位はC5と推測できます。
腕橈骨筋反射減弱であれば、障害部位はC6と推測できます。
よって、正解となります。
ホフマン反射陽性であれば、病的反射なので、錐体路の病変を疑います。
症状から障害部位を推測できます。ポイントを抑えておきましょう。
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02
正解は腕橈骨筋反射減弱です。
症例の男性は、右頸肩部痛から、前腕橈側、
母指にかけて痛むようになり、
頚椎症性神経根症と診断されたとのことから、
C6の損傷が疑われます。
×
母指対立筋は、正中神経支配の筋です。
正中神経は、C5〜T1(腕神経叢)から分岐します。
×
上腕外側の知覚鈍麻とのことから、
C5の損傷であることが考えられます。
○
腕橈骨筋反射は主としてC6の損傷を示唆し、
症例の男性の場合、減弱するものと考えられます。
×
ホフマン反射は、陽性の場合、
中枢神経障害を示唆する病的反射です。
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03
設問の症状から第6頸神経(C6)の障害が考えられます。
1 . 母指対立筋の筋力低下---第8頸神経(C8)の障害でみられます。
2 . 上腕外側の触覚鈍麻---第5頸神経(C5)の障害でみられます。
3 . 腕橈骨筋反射減弱---第6頸神経(C6)の障害でみられます。
4 . ホフマン反射陽性---陽性の場合、錐体路障害を疑います(病的反射)
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