あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問26

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

尺骨神経について正しいのはどれか。
  • 腕神経叢の外側神経束から分かれる。
  • 上腕骨内側上顆の前面を通る。
  • 手根管を通る。
  • 手の骨間筋を支配する。

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この過去問の解説 (3件)

01

尺骨神経は、腕神経叢のうち、

内側神経束に由来する神経です。

選択肢1. 腕神経叢の外側神経束から分かれる。

尺骨神経は、内側神経束から分かれています。

腕神経叢の外側神経束からは、   

外側胸筋神経と筋皮神経が分枝します。

選択肢2. 上腕骨内側上顆の前面を通る。

尺骨神経は、

上腕骨内側上顆の後面を通っています。

橈骨神経は、

上腕骨橈骨神経溝に沿って

上腕骨の背面をまわり、

上腕骨遠位1/3のところで前面に出てきます。

選択肢3. 手根管を通る。

尺骨神経は、上腕では、内側をとおり、

上腕骨内側外顆の上後方にある尺骨神経溝を経て、

ギヨン管を通過します。

手根管を通る神経は、正中神経です。

選択肢4. 手の骨間筋を支配する。

手の骨間筋は、

手指の動きをコントロールする筋で、

背側骨間筋と、掌側骨間筋があります。

尺骨神経が支配していますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

腕神経叢に由来する神経と、

支配する筋について振り返っておきましょう。

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02

1.腕神経叢の外側神経束から分かれる。

尺骨神経は腕神経叢の内側神経束から分かれる枝です。

2.上腕骨内側上顆の前面を通る。

上腕骨内側上顆の後面を通ります。

3.手根管を通る。

尺骨神経が通る手根部の管は尺骨神経管(ギヨン管)となります。

手根管を通る神経は正中神経です。

4.手の骨間筋を支配する。

尺骨神経は手の骨間筋(掌側骨間筋・背側骨間筋)を支配しているため、正答となります。

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03

1.尺骨神経は腕神経叢の内側神経束から分かれます。

2.尺骨神経は上腕の下端で背側に回り、上腕骨の尺骨神経溝を通って再び前腕の前面に出ます。

3.尺骨神経は尺側手根屈筋に沿ってくだり、豆状骨の外側で手掌に至ります。

4.尺骨神経は手の骨間筋を支配します。

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