問題
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酸素分圧が最も高いのはどれか。
1 .
肺胞内気
2 .
肺動脈血
3 .
肺静脈血
4 .
組織液
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問28 )
酸素分圧とは、気体の中で、
酸素が占める圧力のことをいいます。
肺胞内気には、肺胞内に残っている空気と、
血液内から放出された二酸化炭素が混在しており、
肺胞内気の酸素分圧は、
およそ100mmHg(Torr)といわれています。
最も酸素分圧が高いものを選びますので、
これが正解であると考えられます。
肺動脈血は、
心臓から肺に送られてきた静脈血です。
その酸素分圧は、
およそ40mmHg(Torr)といわれています。
肺静脈血は、
肺から心臓に送られる動脈血です。
その酸素分圧は、
およそ95mmHg(Torr)といわれています。
組織液は、細胞と細胞の間に満たされている、
細胞外液の一種です。
組織液の酸素分圧は、
20〜30mmHg(Torr)程度といわれています。
体内では、
酸素分圧や二酸化炭素分圧の差を利用して、
ガス交換が行われています。
1.肺胞内気
肺胞内気のガス分圧は以下となり、最も高くなるため正答となります。
O2 :約100 mmHg
CO2:約40 mmHg
2.肺動脈血
肺動脈血(静脈血)内のガス分圧は以下となります。
O2 :40 mmHg
CO2:46 mmHg
3.肺静脈血
肺静脈血(動脈血)内のガス分圧は以下となります。
O2 :95 mmHg
CO2:40 mmHg
4.組織液
組織液のガス分圧は以下となります。
O2 :0~40 mmHg
CO2:40~70 mmHg