あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問33
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
大腸の蠕動運動について正しいのはどれか。
- 大蠕動は起こらない。
- 逆蠕動は起こらない。
- 胃の充満によって抑制される。
- 副交感神経活動の亢進によって促進される。
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この過去問の解説 (3件)
01
蠕動運動は、消化管の一部の輪状筋が収縮し、
収縮の輪が口側から肛門側に向かって
動くことによって、
消化管の内容物が
肛門の方向に移動するよう生じる運動です。
大蠕動は、排便を促す強い蠕動運動であり、
1日1、2回生じるとされています。
逆蠕動は、
肛門側から口側に向かってみられる蠕動です。
大腸の一部である上行結腸でみられるほか、
回腸や嘔吐の際にもみられます。
大腸の蠕動運動は、
胃の充満によって促進され、
これを胃・結腸反射といいます。
大腸の蠕動運動は、骨盤(内臓)神経のような
副交感神経の支配を受けています。
副交感神経活動の亢進によって、
蠕動運動が促進されますので、
これが正解であると考えられます。
大腸を支配する神経には、
交感神経である下腹神経もあります。
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02
大腸の蠕動運動は腸の内容物を運ぶために行われています。
1.大蠕動は起こらない。
大蠕動は輸送を一気に行うために、一日に数回起きます。
2.逆蠕動は起こらない。
逆蠕動は内容物が停滞しがちな盲腸や上行結腸で起こります。
3.胃の充満によって抑制される。
胃の充満(食物が入る)ことによって蠕動運動は促進されます。
4.副交感神経活動の亢進によって促進される。
大腸の蠕動運動は副交感神経活動(主に骨盤神経)の亢進によって促進され、交感神経(主に下腹神経)も亢進によって抑制されるため、正答となります。
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03
1.大腸では大蠕動が起こります。大蠕動とは大腸内容物を直腸まで送る強い蠕動運動で、1日に1~2回起きます。
2.大腸では逆蠕動が起こります。逆蠕動とは蠕動と逆方向、すなわち肛門から口腔の方向への移送運動のことです。大腸では上行結腸においてみられ、便の固形化を進める(水分の便への喪失を防ぐ)役割があると考えられます。
3.大腸の蠕動運動は胃の充満によって促進されます。
4.大腸の蠕動運動は副交感神経活動の亢進によって促進されます。
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