あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回（2019年）
午前 問32

液性免疫は、感染した病原体を見分け、

その情報をもとに抗体をつくり、

病原体を排除する免疫です。

免疫には自然免疫と獲得免疫があります。

自然免疫は、初めて侵入してきた微生物などの異物を速やかに排除しようと働くものです。

獲得免疫は、生体に侵入した異物を記憶し、特異的反応を示すものです。

1．マクロファージは大食細胞という意味で、大きな異物を貪食して除去する作用があります。

2．キラー T 細胞は、自己の細胞がウイルスなどに感染した場合、それを破壊する働きを持っています。

3．NK 細胞は、がん細胞の破壊などをする働きをもっています。

4．B 細胞は、産生する液性因子である抗体が細菌に対する免疫となり、液性免疫と呼ばれているため、正答となります。

1.マクロファージは細菌などの異物を取り込む貪食作用をもちます。

2.キラーT細胞は細胞傷害性T細胞ともよばれ、細胞性免疫に関与します。

3.NK細胞は中型から大型のリンパ球で、直接ウィルス感染細胞や腫瘍細胞などを傷害します。

4.B細胞は液性免疫に関わる主要な白血球です。液性免疫ではBリンパ球が形質細胞に分化し抗体である免疫グロブリンを放出します。