あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問31
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
骨格筋の神経支配で正しいのはどれか。
- 1本の筋線維は複数の運動ニューロンに支配される。
- α運動ニューロンは錘内筋線維を支配する。
- γ(ガンマ)運動ニューロンはα運動ニューロンに比べて細胞体は大きい。
- 神経筋接合部は興奮性シナプスである。
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この過去問の解説 (3件)
01
骨格筋は、骨格に沿って分布し、
随意運動を支えています。
1本の筋繊維は、
1つの運動ニューロンが支配しています。
また、1つの運動ニューロンは、
複数の筋繊維を支配しています。
α運動ニューロンは、
骨格筋を支配しており、
錐外筋繊維を支配しています。
錘内筋線維を支配するのは、
γ運動ニューロンです。
γ運動ニューロンは直径3-8μmほど、
α運動ニューロンは直径12-20μmほどですので、
γ運動ニューロンは、α運動ニューロンに比べ、
小さいと考えられます。
神経筋接合部は、
受け取る側の神経細胞を興奮させる、
興奮性シナプスですので、
これが正解であると考えられます。
GABAのような、
興奮を抑制させる神経伝達物質を
分泌するシナプスは、
抑制性シナプスとよばれます。
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02
1. 1 本の筋線維は複数の運動ニューロンに支配される。
筋線維は1個の運動ニューロンに支配されています。
その支配下にあるすべての筋繊維が同時に収縮する構造となっています。
2.a 運動ニューロンは錘内筋線維を支配する。
a 運動ニューロンは骨格筋を支配しています。
錘内筋線維を支配する運動ニューロンはγ運動ニューロンです。
3.c 運動ニューロンは a 運動ニューロンに比べて細胞体は大きい。
運動ニューロンは骨格筋を支配する神経であり、α運動ニューロン(骨格筋)とγ運動ニューロン(筋紡錘)です。
神経線維の分類と対応は以下となります。
Aα:骨格筋など遠心性運動ニューロン
Aβ:触圧覚
Aγ:筋紡錘
Aδ:侵害受容器・温度受容器
B:自律神経
C:温・冷・痛覚
C神経繊維は求心性神経線維であり、痛覚のものとなります。
4.神経筋接合部は興奮性シナプスである。
神経筋接合部は興奮性シナプスであり、正答となります。
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03
2.α運動ニューロンは錘外筋線維を支配します。
3.γ(ガンマ)運動ニューロンは小型で、α運動ニューロンは大型です。
4.神経筋接合部は興奮性シナプスです。
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