あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問48

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

慢性腎不全の血液検査所見で上昇するのはどれか。
  • ビリルビン
  • AST
  • クレアチニン
  • CRP

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この過去問の解説 (3件)

01

慢性腎不全は、何らかの原因により、

徐々に腎臓の機能が低下し、

正常時の30%以下の機能となった状態です。

選択肢1. ビリルビン

ビリルビンは、赤血球に含まれる色素で、

肝機能の障害などの際に上昇します。

選択肢2. AST

ASTは、肝細胞で作られる酵素で、

肝細胞が破壊されると上昇します。

選択肢3. クレアチニン

クレアチニンは、

筋肉の活動に伴い排出される物質です。

通常は腎臓でろ過され、

体外に排出されますが、

腎臓の機能が低下すると、

体内に蓄積し、血中濃度が上昇しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. CRP

CRPは、体内で炎症などが起こると増加する

タンパク質の一種です。

まとめ

慢性腎不全の血液検査では、

クレアチニンや尿素窒素、

電解質などを調べます。

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02

1.ビリルビンは、肝炎や胆石症の際に上昇します。

2.ASTは、急性肝炎や心筋梗塞の際に情上昇します。

3.クレアチニンは、腎炎や腎不全の際に上昇するため正答となります。

4.CRPは、感染症や膠原病の際に上昇します。

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03

慢性腎不全でみられる症状は高血圧や下腿浮腫です。検査データの異常は血清クレアチニンや尿素窒素、尿酸、カリウム、リンの増加とカルシウムの低下等です。

1.慢性腎不全ではビリルビンの上昇はみられません。ビリルビンの上昇は肝機能障害等でみられます。

2.慢性腎不全ではASTの上昇はみられません。ASPの上昇は肝機能障害等でみられます。

3.慢性腎不全の血液検査所見において、クレアチニンは上昇します。

4.慢性腎不全ではCRPの上昇はみられません。CRPとは、炎症や体の組織に障害が起こったり免疫反応が起こった時に血液中に増える蛋白質で、炎症の有無や経過を調べることができます。

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